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広辞苑の検索結果 (2)
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥🔗⭐🔉
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥
①敵味方が互いに弓を引くこと。平家物語4「敵射るとも―すな」
②敵味方がともにひき退くこと。謡曲、八島「船は沖へ、陸は陣へ、―に引く潮の」
③(「逢引」「媾曳」と書く)互いに語りあってひそかに事をたくらむこと。特に男女の密会をいう。木下尚江、良人の自白「千鳥ツて待合で密会あいびきだとね」
④「相引の緒」の略。
⑤(歌舞伎で)
㋐鬘かつらの左右につける紐。後頭部で結ぶ。
㋑衣裳・小道具などに仕掛けた糸・細紐の称。
㋒俳優が演技中に腰掛ける方形の箱。
⑥袴の両脇の下部の前後を縫い合わせた所。ここをつまみあげ、股立ちを取る。
⇒あいびき‐の‐お【相引の緒】
あいびき‐の‐お【相引の緒】アヒ‥ヲ🔗⭐🔉
あいびき‐の‐お【相引の緒】アヒ‥ヲ
鎧よろいの右脇の引合ひきあわせの緒。近世は高紐たかひもの異称。相引。→大鎧(図)
⇒あい‐びき【相引・合引】
大辞林の検索結果 (2)
あい-びき【相引(き)・合(い)引き】🔗⭐🔉
あい-びき アヒ― [0] 【相引(き)・合(い)引き】
(1)(多く「合引」と書く)歌舞伎用語。(ア)俳優が舞台で用いる腰掛け。三種の高さがあるが,狭義には一番低いものをいう。(イ)鬘(カツラ)の内部に付けた細いひも。生え際にゆるみが出ないように,後頭部で強く結ぶ。 (ウ)引き抜きの衣装や仕掛け物に用いる細いひも。
(2)(「相引」と書く)袴(ハカマ)の両脇の,前後の布を縫い合わせた所。
(3)「相引の緒」の略。
(4)互いに引き合うこと。双方から同時に引くこと。「足首掴んで兄弟が大の男を―に/浄瑠璃・唐船噺」
(5)敵が射かけてくるのに応戦して弓を射ること。「かたき射るとも―すな/平家 4」
(6)敵味方が同時に兵を引くこと。相退(ノ)き。「敵御方―に京白河へぞ帰りにける/太平記 33」
あいびき-の-お【相引の緒】🔗⭐🔉
あいびき-の-お アヒ―ヲ [6] 【相引の緒】
高紐(タカヒモ)の近世の称。相引。
広辞苑+大辞林に「相引」で始まるの検索結果。