ひがき‐かいせん【桧垣廻船・菱垣廻船】_{‥クワイ‥} 江戸・大坂間を定期に航海した江戸時代の廻船の一種。その垣立_かきたつの下部に桧垣様の格子を付けたからいう。江戸十組問屋_{とくみどいや}と大坂二十四組問屋とに従属し、両地の問屋に関係ある商品および幕府・諸藩の荷物に限り回漕し、公の保護を受けていた。桧垣船。→樽_たる廻船。 桧垣廻船 ⇒ひ‐がき【桧垣】

ひしがき‐かいせん【菱垣廻船】_{‥クワイ‥} ⇒ひがきかいせん ⇒ひし‐がき【菱垣】

ひがき-かいせん ―クワイ― [4] 【菱垣廻船】 江戸時代に，大坂・江戸間の幹線航路に就航して大量の日常消費物資を江戸へ輸送した輸送船。菱垣廻船問屋仲間所属船の目印として，舷側垣立(カキダツ)の下部に菱組(ヒシクミ)の装飾をつけたことからの名。積み荷は木綿・綿・油・酒・酢・醤油・砂糖・鰹節・紙・薬種など。菱垣船。 菱垣廻船 [図]

ひしがき-かいせん ―クワイ― [5] 【菱垣廻船】 ⇒ひがきかいせん（菱垣廻船）