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広辞苑の検索結果 (1)
○鮑の片思いあわびのかたおもい🔗⭐🔉
○鮑の片思いあわびのかたおもい
(鮑が片貝であることから)自分が相手を思うだけで、相手が自分を思わないことにいう。「磯の鮑の片思い」とも。浄瑠璃、国性爺合戦「君は醋貝とすひつけど、我は―」
⇒あわび【鮑・鰒】
あわび‐のし【鮑熨斗】アハビ‥
(→)「のしあわび」に同じ。
⇒あわび【鮑・鰒】
あわび‐むすび【鮑結び】アハビ‥
①紐の結び方。中央に一つ、左右に二つのわなを並べて結ぶ。飾り結びとして水引などに広く用いる。淡路結び。
鮑結び
②女の髪の結い方。1の形にしたもの。
⇒あわび【鮑・鰒】
あわ‐ふ【粟生】アハ‥
粟の生えている畑。粟畑。古事記中「―には韮かみら一茎ひともと」
⇒あわふ‐た【粟生田】
あわ‐ぶ【粟麩】アハ‥
黄色に染めた麩。
あわ‐ぶき【泡吹】
アワブキ科の落葉高木。山地に自生。高さ約10メートル。葉は長楕円形で栗の葉に似、細毛がある。夏に黄白色の細かい花を円錐花序につける。枝を燃やすと、切口から泡を出す。
あわふき‐むし【泡吹虫】
カメムシ目アワフキムシ科の昆虫の総称。成虫は体長5〜10ミリメートル。セミに似る。幼虫は草木の枝や葉に腹端から出す泡で唾液様の巣を作り、その中で植物の汁を吸い成長する。シロオビアワフキ・マツアワフキなど、日本に約50種。
アワフキムシ
撮影:海野和男
アワフキムシ(幼虫)
撮影:海野和男
あわ‐ぶく【口沫】
(「泡吹く」の意)あぶく。あわ。
あわふ‐た【粟生田】アハ‥
(→)粟生に同じ。
⇒あわ‐ふ【粟生】
あわほ‐ひえぼ【粟穂稗穂】アハ‥
農村行事の一つ。小正月にヌルデの木などを削掛けずりかけにしたものを粟穂、皮付のままのを稗穂とし、側面に切れ目をつけ、また細い割竹にさしたりして、普通は6本ずつたばね、庭や堆肥上に立てる。東日本に多い。あぼへぼ。
あわ‐ぼり【阿波彫】アハ‥
阿波から作り出した刀の装飾のための金属彫刻。後藤徳乗( 〜1631)の門人野村直道が始め、その孫直矢が徳島藩主蜂須賀家に招かれ彫工となり、代々これを作る。濃厚な金色を用いる。
あわまる‐じけん【阿波丸事件】アハ‥
太平洋戦争で連合国側から安全を保証されていた救恤きゅうじゅつ品輸送船の阿波丸が1945年4月1日台湾海峡で米潜水艦に撃沈され、2000人以上が死亡した事件。米政府は違法性を認めたが、49年日本は損害賠償請求権を放棄。
阿波丸
提供:毎日新聞社
あわ・む【淡む】アハム
〔他下二〕
(相手を「淡し」と思う意)かろんずる。うとんずる。源氏物語帚木「言はむかたなしと、式部を―・め憎みて」
あわ‐めし【粟飯】アハ‥
粟を米にまぜて炊いた飯。
あわ‐もち【粟餅】アハ‥
糯粟もちあわを蒸してついた餅。
あわ‐もり【泡盛】
沖縄特産の焼酎。多くタイ産の砕米を原料とし、黒麹くろこうじ菌で麹にし、これに水と酵母とを加え発酵させ蒸留する。長年熟成したものを沖縄では古酒くうすといい芳醇。アルコール30〜40パーセントを含む。
⇒あわもり‐しょうま【泡盛升麻】
⇒あわもり‐だい【泡盛鯛】
あわもり‐しょうま【泡盛升麻】
ユキノシタ科の多年草。高さ約50センチメートル。葉は硬く光沢がある。夏、小白花を円錐花序につける。西南日本の山地に自生し、観賞用にも栽培。アワモリソウ。
⇒あわ‐もり【泡盛】
あわもり‐だい【泡盛鯛】‥ダヒ
泡立たせた卵白を小鯛の身にのせて蒸した料理。淡雪鯛。
⇒あわ‐もり【泡盛】
あわ‐やアハヤ
[一]〔感〕
危急の時に驚いて発する声。あれまあ。大鏡道長「―宣旨くだりぬとこそ申させ給ひけれ」
[二]〔副〕
すんでのところ。あやうく。すわや。「―車にひかれるところだった」
あわ‐やき【粟焼】アハ‥
①道明寺糒どうみょうじほしいに鬱金粉うこんこを加えたものをこね、蒸して拡げ、小豆餡あずきあんを包んで小判形にして焼いた菓子。
②あわおこし。
あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
①泡のように溶けやすい雪。万葉集8「―かはだれに降ると見るまでに」
②ナシの一品種。果実は黄褐色滑沢。水気が多く、甘くて佳香がある。
③泡雪羹の略。
④泡雪豆腐の略。
⇒あわゆき‐かん【泡雪羹】
⇒あわゆき‐そば【泡雪蕎麦】
⇒あわゆき‐たまご【泡雪卵】
⇒あわゆき‐どうふ【泡雪豆腐】
⇒あわゆき‐むし【泡雪蒸し】
あわ‐ゆき【淡雪】アハ‥
①(春に降る)やわらかで消えやすい雪。〈[季]春〉。古今和歌集恋「―のたまればかてに砕けつつ」
②(→)泡雪羹あわゆきかんに同じ。
あわゆき‐かん【泡雪羹】
泡立てた卵白に砂糖と香料を加え、寒天で固めた菓子。淡雪あわゆき。
泡雪羹
撮影:関戸 勇
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐そば【泡雪蕎麦】
煮立てた蕎麦つゆに泡立てた卵白を入れ、熱くした蕎麦に注ぎかけた料理。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐たまご【泡雪卵】
煮立てた清すまし汁の中へ泡立てた卵白を落としたもの。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐どうふ【泡雪豆腐】
①泡雪のように軽くて柔らかい特製の豆腐。淡雪豆腐。→絹漉し豆腐→笹の雪。
②鹹目からめに煮た豆腐の上に摺薯すりいもをかけた料理。また、1の豆腐に葛餡をかけた料理。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐むし【泡雪蒸し】
蒸し物の一種。泡立てた卵白を鯛などの材料にのせて蒸す。白くてふわふわしたその外見と雪のように溶ける口当りに因んでいう。淡雪蒸し。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわ‐よく‐ばアハ‥
うまくゆけば。間まがよければ。「―ひとあわふかせよう」
あわ‐よ・しアハ‥
〔形ク〕
(「あわい(間)よし」の意)都合がよい。間まがよい。幸若舞曲、笈さがし「此辺にも―・き売具足や候」
あわら
(長野県・飛騨で)湧泉のある草付き地。湿地。
あわらアハラ
福井県最北端の市。芦原温泉を中心とする観光と農業を基幹とする。人口3万1千。
あわら‐おんせん【芦原温泉】アハラヲン‥
福井県あわら市にある温泉。泉質は塩化物泉。東尋坊への観光基地。
あわれ【哀れ】アハレ
[一]〔感〕
①ものに感動して発する声。嘆賞・親愛・同情・悲哀などのしみじみとした感動を表す。ああ。武烈紀「泣きそほち行くも影媛―」
②(願望・命令を表す語と共に用いて)ああなんとかして。ぜひとも。謡曲、三井寺「―、来り候へかし。語らばやと思ひ候」
③掛け声として用いる。催馬楽、我が駒「いで我が駒早く行きこせ待乳山―待乳山はれ」
[二]〔名〕
➊「なり」「に」「と」などに連なり、主として平安時代以後、深くしみじみと心をひかれる感じ、またそのような感じをおこさせる状態を表す。はじめは賛嘆・愛着など種々の感情に対して用いたが、後には次第に悲哀・憐憫を表すことが多くなった。その場合には「憐」「憫」などとも書く。
①尊いさま。ありがたいさま。枕草子208「霊山は釈迦仏の御すみかなるが―なるなり」
②立派であるさま。なみなみでないさま。枕草子268「手もよう書き、歌も―に詠みて」
③心に愛着を感ずるさま。いとしく思うさま。源氏物語空蝉「この人の何心なく若やかなるけはひも、―なれば」。源氏物語帚木「下臈に侍りし時、―と思ふ人侍りき」
④しみじみとした趣あるさま。情趣深いさま。枕草子253「月は有明の東の山ぎはに細くて出づるほど、いと―なり」。後鳥羽院御口伝「釈阿はやさしく艶に、心も深く、―なるところもありき」
⑤しめやかであるさま。感傷を誘われるさま。蜻蛉日記上「時はいと―なるほどなり」
⑥気の毒なさま。かわいそう。源氏物語桐壺「命婦は、まだ大殿ごもらせ給はざりけるを―に見奉る」
⑦悲しいさま。はかないさま。さびしいさま。源氏物語桐壺「かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、まして―にいふかひなし」
⑧みじめなさま。みすぼらしいさま。「―な身の上」「―な姿を人目にさらす」
➋感動詞「あはれ」の名詞として用いられたもの。
①感慨。感動。源氏物語帚木「心深しやなどほめたてられて―進みぬれば、やがて尼になりぬかし」
②愛情。恋心。同情。源氏物語帚木「―知るばかりなさけなさけしく」。日葡辞書「アワレヲモヨヲス」
③人情。浮世の情。また、慈悲の心。徒然草「子ゆゑにこそよろづの―は思ひ知らるれ」。孝養集「如来の―の余りには」
④情趣。ふぜい。おもしろみ。源氏物語帚木「物の―知りすぐし、はかなきついでの情あり」
⑤悲哀。哀愁。建礼門院右京大夫集「さすが心あるかぎり、この―をいひ思はぬ人はなけれど」
⇒哀れを止める
あわれ‐が・る【哀れがる】アハレ‥
〔他五〕
①感嘆する。興を感ずる。土佐日記「この歌をこれかれ―・れども」
②悲しく思う。竹取物語「ひろげて御覧じていといたく―・らせ給ひて」
③同情する。かわいそうに思う。大和物語「男も本の妻めもいといたう―・り泣きけり」
あわれ・し【哀れし】アハレシ
〔形シク〕
あわれである。後三年記「年の寄るといふ事は―・しくも侍るかな」
あわれっ‐ぽ・い【哀れっぽい】アハレツ‥
〔形〕
あわれを感じさせるようなさまである。「―・い声を出す」
あわれび【憐れび】アハレビ
(→)「あわれみ」に同じ。山家集「―の深き誓ひに頼もしき清き流れの底汲まれつつ」
あわれ・ぶ【哀れぶ・憐れぶ】アハレブ
〔他四・上二〕
(→)「あわれむ」に同じ。古今和歌集序「霞を―・び、露をかなしぶ」。今昔物語集11「鳥を―・びて、たちまちに社を造り、その鳥に給ふ」
あわれみ【哀れみ・憐れみ・憫れみ】アハレミ
あわれむこと。あわれび。「―を受ける」
あわれ・む【哀れむ・憐れむ】アハレム
〔他五〕
①《哀》賞美する。愛する。源氏物語若菜下「女は春を―・む」
②ふびんに思う。同情する。気の毒に思う。今昔物語集1「これを―・みて抱き取りて箭やを抜きて」。「狭い了見を―・みさげすむ」「難民の境遇を―・む」
③慈悲の心をかける。めぐむ。今昔物語集1「衆生を―・み給はむが為に、はやく閻浮提に下り給へ」
②女の髪の結い方。1の形にしたもの。
⇒あわび【鮑・鰒】
あわ‐ふ【粟生】アハ‥
粟の生えている畑。粟畑。古事記中「―には韮かみら一茎ひともと」
⇒あわふ‐た【粟生田】
あわ‐ぶ【粟麩】アハ‥
黄色に染めた麩。
あわ‐ぶき【泡吹】
アワブキ科の落葉高木。山地に自生。高さ約10メートル。葉は長楕円形で栗の葉に似、細毛がある。夏に黄白色の細かい花を円錐花序につける。枝を燃やすと、切口から泡を出す。
あわふき‐むし【泡吹虫】
カメムシ目アワフキムシ科の昆虫の総称。成虫は体長5〜10ミリメートル。セミに似る。幼虫は草木の枝や葉に腹端から出す泡で唾液様の巣を作り、その中で植物の汁を吸い成長する。シロオビアワフキ・マツアワフキなど、日本に約50種。
アワフキムシ
撮影:海野和男
アワフキムシ(幼虫)
撮影:海野和男
あわ‐ぶく【口沫】
(「泡吹く」の意)あぶく。あわ。
あわふ‐た【粟生田】アハ‥
(→)粟生に同じ。
⇒あわ‐ふ【粟生】
あわほ‐ひえぼ【粟穂稗穂】アハ‥
農村行事の一つ。小正月にヌルデの木などを削掛けずりかけにしたものを粟穂、皮付のままのを稗穂とし、側面に切れ目をつけ、また細い割竹にさしたりして、普通は6本ずつたばね、庭や堆肥上に立てる。東日本に多い。あぼへぼ。
あわ‐ぼり【阿波彫】アハ‥
阿波から作り出した刀の装飾のための金属彫刻。後藤徳乗( 〜1631)の門人野村直道が始め、その孫直矢が徳島藩主蜂須賀家に招かれ彫工となり、代々これを作る。濃厚な金色を用いる。
あわまる‐じけん【阿波丸事件】アハ‥
太平洋戦争で連合国側から安全を保証されていた救恤きゅうじゅつ品輸送船の阿波丸が1945年4月1日台湾海峡で米潜水艦に撃沈され、2000人以上が死亡した事件。米政府は違法性を認めたが、49年日本は損害賠償請求権を放棄。
阿波丸
提供:毎日新聞社
あわ・む【淡む】アハム
〔他下二〕
(相手を「淡し」と思う意)かろんずる。うとんずる。源氏物語帚木「言はむかたなしと、式部を―・め憎みて」
あわ‐めし【粟飯】アハ‥
粟を米にまぜて炊いた飯。
あわ‐もち【粟餅】アハ‥
糯粟もちあわを蒸してついた餅。
あわ‐もり【泡盛】
沖縄特産の焼酎。多くタイ産の砕米を原料とし、黒麹くろこうじ菌で麹にし、これに水と酵母とを加え発酵させ蒸留する。長年熟成したものを沖縄では古酒くうすといい芳醇。アルコール30〜40パーセントを含む。
⇒あわもり‐しょうま【泡盛升麻】
⇒あわもり‐だい【泡盛鯛】
あわもり‐しょうま【泡盛升麻】
ユキノシタ科の多年草。高さ約50センチメートル。葉は硬く光沢がある。夏、小白花を円錐花序につける。西南日本の山地に自生し、観賞用にも栽培。アワモリソウ。
⇒あわ‐もり【泡盛】
あわもり‐だい【泡盛鯛】‥ダヒ
泡立たせた卵白を小鯛の身にのせて蒸した料理。淡雪鯛。
⇒あわ‐もり【泡盛】
あわ‐やアハヤ
[一]〔感〕
危急の時に驚いて発する声。あれまあ。大鏡道長「―宣旨くだりぬとこそ申させ給ひけれ」
[二]〔副〕
すんでのところ。あやうく。すわや。「―車にひかれるところだった」
あわ‐やき【粟焼】アハ‥
①道明寺糒どうみょうじほしいに鬱金粉うこんこを加えたものをこね、蒸して拡げ、小豆餡あずきあんを包んで小判形にして焼いた菓子。
②あわおこし。
あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
①泡のように溶けやすい雪。万葉集8「―かはだれに降ると見るまでに」
②ナシの一品種。果実は黄褐色滑沢。水気が多く、甘くて佳香がある。
③泡雪羹の略。
④泡雪豆腐の略。
⇒あわゆき‐かん【泡雪羹】
⇒あわゆき‐そば【泡雪蕎麦】
⇒あわゆき‐たまご【泡雪卵】
⇒あわゆき‐どうふ【泡雪豆腐】
⇒あわゆき‐むし【泡雪蒸し】
あわ‐ゆき【淡雪】アハ‥
①(春に降る)やわらかで消えやすい雪。〈[季]春〉。古今和歌集恋「―のたまればかてに砕けつつ」
②(→)泡雪羹あわゆきかんに同じ。
あわゆき‐かん【泡雪羹】
泡立てた卵白に砂糖と香料を加え、寒天で固めた菓子。淡雪あわゆき。
泡雪羹
撮影:関戸 勇
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐そば【泡雪蕎麦】
煮立てた蕎麦つゆに泡立てた卵白を入れ、熱くした蕎麦に注ぎかけた料理。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐たまご【泡雪卵】
煮立てた清すまし汁の中へ泡立てた卵白を落としたもの。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐どうふ【泡雪豆腐】
①泡雪のように軽くて柔らかい特製の豆腐。淡雪豆腐。→絹漉し豆腐→笹の雪。
②鹹目からめに煮た豆腐の上に摺薯すりいもをかけた料理。また、1の豆腐に葛餡をかけた料理。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわゆき‐むし【泡雪蒸し】
蒸し物の一種。泡立てた卵白を鯛などの材料にのせて蒸す。白くてふわふわしたその外見と雪のように溶ける口当りに因んでいう。淡雪蒸し。
⇒あわ‐ゆき【泡雪・沫雪】
あわ‐よく‐ばアハ‥
うまくゆけば。間まがよければ。「―ひとあわふかせよう」
あわ‐よ・しアハ‥
〔形ク〕
(「あわい(間)よし」の意)都合がよい。間まがよい。幸若舞曲、笈さがし「此辺にも―・き売具足や候」
あわら
(長野県・飛騨で)湧泉のある草付き地。湿地。
あわらアハラ
福井県最北端の市。芦原温泉を中心とする観光と農業を基幹とする。人口3万1千。
あわら‐おんせん【芦原温泉】アハラヲン‥
福井県あわら市にある温泉。泉質は塩化物泉。東尋坊への観光基地。
あわれ【哀れ】アハレ
[一]〔感〕
①ものに感動して発する声。嘆賞・親愛・同情・悲哀などのしみじみとした感動を表す。ああ。武烈紀「泣きそほち行くも影媛―」
②(願望・命令を表す語と共に用いて)ああなんとかして。ぜひとも。謡曲、三井寺「―、来り候へかし。語らばやと思ひ候」
③掛け声として用いる。催馬楽、我が駒「いで我が駒早く行きこせ待乳山―待乳山はれ」
[二]〔名〕
➊「なり」「に」「と」などに連なり、主として平安時代以後、深くしみじみと心をひかれる感じ、またそのような感じをおこさせる状態を表す。はじめは賛嘆・愛着など種々の感情に対して用いたが、後には次第に悲哀・憐憫を表すことが多くなった。その場合には「憐」「憫」などとも書く。
①尊いさま。ありがたいさま。枕草子208「霊山は釈迦仏の御すみかなるが―なるなり」
②立派であるさま。なみなみでないさま。枕草子268「手もよう書き、歌も―に詠みて」
③心に愛着を感ずるさま。いとしく思うさま。源氏物語空蝉「この人の何心なく若やかなるけはひも、―なれば」。源氏物語帚木「下臈に侍りし時、―と思ふ人侍りき」
④しみじみとした趣あるさま。情趣深いさま。枕草子253「月は有明の東の山ぎはに細くて出づるほど、いと―なり」。後鳥羽院御口伝「釈阿はやさしく艶に、心も深く、―なるところもありき」
⑤しめやかであるさま。感傷を誘われるさま。蜻蛉日記上「時はいと―なるほどなり」
⑥気の毒なさま。かわいそう。源氏物語桐壺「命婦は、まだ大殿ごもらせ給はざりけるを―に見奉る」
⑦悲しいさま。はかないさま。さびしいさま。源氏物語桐壺「かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、まして―にいふかひなし」
⑧みじめなさま。みすぼらしいさま。「―な身の上」「―な姿を人目にさらす」
➋感動詞「あはれ」の名詞として用いられたもの。
①感慨。感動。源氏物語帚木「心深しやなどほめたてられて―進みぬれば、やがて尼になりぬかし」
②愛情。恋心。同情。源氏物語帚木「―知るばかりなさけなさけしく」。日葡辞書「アワレヲモヨヲス」
③人情。浮世の情。また、慈悲の心。徒然草「子ゆゑにこそよろづの―は思ひ知らるれ」。孝養集「如来の―の余りには」
④情趣。ふぜい。おもしろみ。源氏物語帚木「物の―知りすぐし、はかなきついでの情あり」
⑤悲哀。哀愁。建礼門院右京大夫集「さすが心あるかぎり、この―をいひ思はぬ人はなけれど」
⇒哀れを止める
あわれ‐が・る【哀れがる】アハレ‥
〔他五〕
①感嘆する。興を感ずる。土佐日記「この歌をこれかれ―・れども」
②悲しく思う。竹取物語「ひろげて御覧じていといたく―・らせ給ひて」
③同情する。かわいそうに思う。大和物語「男も本の妻めもいといたう―・り泣きけり」
あわれ・し【哀れし】アハレシ
〔形シク〕
あわれである。後三年記「年の寄るといふ事は―・しくも侍るかな」
あわれっ‐ぽ・い【哀れっぽい】アハレツ‥
〔形〕
あわれを感じさせるようなさまである。「―・い声を出す」
あわれび【憐れび】アハレビ
(→)「あわれみ」に同じ。山家集「―の深き誓ひに頼もしき清き流れの底汲まれつつ」
あわれ・ぶ【哀れぶ・憐れぶ】アハレブ
〔他四・上二〕
(→)「あわれむ」に同じ。古今和歌集序「霞を―・び、露をかなしぶ」。今昔物語集11「鳥を―・びて、たちまちに社を造り、その鳥に給ふ」
あわれみ【哀れみ・憐れみ・憫れみ】アハレミ
あわれむこと。あわれび。「―を受ける」
あわれ・む【哀れむ・憐れむ】アハレム
〔他五〕
①《哀》賞美する。愛する。源氏物語若菜下「女は春を―・む」
②ふびんに思う。同情する。気の毒に思う。今昔物語集1「これを―・みて抱き取りて箭やを抜きて」。「狭い了見を―・みさげすむ」「難民の境遇を―・む」
③慈悲の心をかける。めぐむ。今昔物語集1「衆生を―・み給はむが為に、はやく閻浮提に下り給へ」
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あわび=の(貝の)片思い🔗⭐🔉
――の(貝の)片思い
アワビは殻が二枚貝の片方だけのように見えるところから,一方からだけの,相手に通じない恋をいう。磯(イソ)の鮑の片思い。
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