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みくだりはん【三下り半】🔗⭐🔉
みくだりはん【三下り半】
夫が妻に与える離縁状のこと。
◎昔、離縁状を三行半に書く慣習があったことから。「三行半」とも書く。
〔例〕「一も二もないと三下り半を書き」(古川柳)
みこしをあげる【御輿を上げる】🔗⭐🔉
みこしをあげる【御輿を上げる】
すわっていた人が腰を上げること。立ち上がること。また、なかなか始めなかった人が、ようやく事に取りかかること。
◎祭礼の御輿を担ぎ上げるの意で、「輿」と「腰」をかけたことば。反対に、どっかとすわり込んで動かないことを「御輿を据える」と言う。
〔例〕「みこしをすえて白鳥を取りにやり」(古川柳―「白鳥」は燗(かん)徳利のこと)
みざるきかざるいわざる【見ざる聞かざる言わざる】🔗⭐🔉
みざるきかざるいわざる【見ざる聞かざる言わざる】
人の欠点やつごうの悪いことは見ても見ないふりをし、聞いても聞かないふりをし、よけいなことを言わないようにすること。
◎目・耳・口を両手でふさいだ三匹の猿で知られる三猿(さんえん)にかけたもので、「見猿聞か猿言わ猿」とも当て、「…ない」の意の「…ざる」と「猿」とをかけたことば。
みしらずのくちたたき【身知らずの口叩き】🔗⭐🔉
みしらずのくちたたき【身知らずの口叩き】
自分の身のほどもわきまえずに大きなことを言うこと。身分不相応な大言壮語を吐くこと。
みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】🔗⭐🔉
みずいたりてきょなる【水到りて渠成る】
学問を究めればおのずから人格が形成されるということ。また、その時期が来れば、ものごとはおのずからでき上がるものだということ。
◎「渠」は溝(みぞ)のこと。水が流れてくれば、そこに自然に溝ができるの意から。
〔出〕朱子文集
みずからつとめてやまず【自ら彊めて息まず】🔗⭐🔉
みずからつとめてやまず【自ら彊めて息まず】
→自彊息まず
みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】🔗⭐🔉
みずきよければうおすまず【水清ければ魚棲まず】
あまりにも清廉潔白で、品行方正な人は、かえって人から敬遠されて孤立してしまうということ。
◎水が澄んで清らかすぎると、隠れる場所もえさもないので魚は棲まないの意から。
〔出〕孔子家語(こうしけご)
〔類〕曲がらねば世が渡られぬ
〔較〕A clear stream is avoided by fish.(清き流れを魚は避ける)
ことわざ ページ 1080。