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こえをひそめる【声を潜める】🔗⭐🔉
こえをひそめる【声を潜める】
話声を小さくする。
《例文》
「よほどの秘密らしく、声をひそめて話していた。」
こおりとすみ【氷と炭】🔗⭐🔉
こおりとすみ【氷と炭】
性質が相反していて決して一致しないことのたとえ。氷炭。
《参考》
氷炭相容れず。
《類句》水と油。水と火。
こおりにちりばめあぶらにえがく【氷に鏤め脂に画く】▽中国🔗⭐🔉
こおりにちりばめあぶらにえがく【氷に鏤め脂に画く】▽中国
《解けやすい氷に彫刻し、絵の具ののらない脂の上に絵を描くの意》苦労しても効果のないことのたとえ。「脂に画き氷に鏤む」とも。
《出典》
賢師良友有リト雖(イエト゛)モ、脂ニ画キ氷ニ鏤ムガ若(コ゛ト)キハ、日ヲ費ヤシ功ヲ損ナウ。〔塩鉄論(エンテツロン)・殊路篇〕
《類句》氷に鏤め水に描く。水に絵を描く。
こおりはみずよりいでてみずよりもさむし【氷は水より出でて水よりも寒し】▽中国🔗⭐🔉
こおりはみずよりいでてみずよりもさむし【氷は水より出でて水よりも寒し】▽中国
《氷は水からできて、かつ水よりも冷たいの意》弟子がその師よりもすぐれていることのたとえ。
《出典》
君子曰(イワ)ク、学ハ以(モッ)テ已(ヤ)ム可(ヘ゛)カラズ。青ハ之(コレ)ヲ藍(アイ)ヨリ取リテ、藍ヨリモ青ク、冰(コオリ)ハ水之ヲ為(ナ)シテ、水ヨリモ寒(ツメタ)シ。〔荀子(シ゛ュンシ)・勧学篇〕
《類句》青は藍より出でて藍より青し。
こがなくてなくはいもほりばかり【子が無くて泣くは芋掘りばかり】🔗⭐🔉
こがなくてなくはいもほりばかり【子が無くて泣くは芋掘りばかり】
子がなくて泣くのは、子芋が付いていなければ困る芋掘りの人であって、一般に親は子があるために泣かされるものであるということ。
《類句》子故に泣けど子が無くて泣く人無し。
こがねとさむらいはくちてもくちぬ【黄金と侍は朽ちても朽ちぬ】🔗⭐🔉
こがねとさむらいはくちてもくちぬ【黄金と侍は朽ちても朽ちぬ】
黄金が変質しないように、武士の名誉は永久に朽ちることがないということ。
《類句》侍と黄金は埋めど朽ちず。
ごかのあもう【呉下の阿蒙】▽中国🔗⭐🔉
ごかのあもう【呉下の阿蒙】▽中国
もとのままで少しも上達や進歩のない人のたとえ。また、学問のない人のたとえ。
《例文》
「呉下の阿蒙に非(アラ)ず(=いつまでも愚かではない)。」
《参考》
(イ)「呉下」は、呉の地方。「阿」は、親愛の意を表すことば。
(ロ)呉の孫権(ソンケン)の部下であった呂蒙(リョモウ)は、あるとき、「人の上に立つ者はいろいろな知識がなければならない。」と孫権に勧められて、学問に励んだ。しばらく後に、昔からの友人魯粛(ロシュク)が久しぶりに呂蒙に会って話をしてみると、呂蒙は学問が身について別人のようであったので、「今の君は、昔、呉にいた蒙さんとは全然違う。」と驚いたという。
《出典》
〔三国志(サンコ゛クシ)・呂蒙伝・注〕
ことわざ ページ 192。