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じっしのさすところ【十指の指す所】▽中国🔗🔉

じっしのさすところ【十指の指す所】▽中国 多数の人の意見が一致して正しいと認めること。 《例文》 「自分から正しいなどと言わなくても、この問題は、十指の指す所、その正邪はおのずから明らかである。」 《参考》 (イ)多く副詞的に用いる。 (ロ)十目の視る所十手の指す所。 《出典》 〔大学(タ゛イカ゛ク)〕

しつにいりてほこをとる【室に入りて矛を操る】▽中国🔗🔉

しつにいりてほこをとる【室に入りて矛を操る】▽中国 《他人の部屋に入ってそこの主人の矛を用いて乱暴するの意》相手の意見・論理を利用してその人を攻撃することのたとえ。 《参考》 後漢の学者何休(カキュウ)が『春秋(シュンシ゛ュウ)』に関する書物を著すと、学者の鄭玄(テイケ゛ン)がこれに反駁(ハンハ゛ク)する書物を著したので、何休が嘆いて言ったことば。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・鄭玄伝〕

しっぷうにけいそうをしる【疾風に勁草を知る】▽中国🔗🔉

しっぷうにけいそうをしる【疾風に勁草を知る】▽中国 《激しい風が吹くと、弱い草は倒れ強い草は倒れないから、強い草がどれか分かるの意》苦難に遭って初めてその人の節操が堅固であるか、またはその人の真価が分かるというたとえ。 《出典》 光武(コウフ゛)、覇(ハ)ニ謂(イ)ッテ曰(イワ)ク、潁川(エイセン)ニテ我ニ従ウ者皆逝(ユ)ケリ、而(シカ)ルニ子(シ)独リ留(トト゛)マリテ努力ス、疾風ニ勁草ヲ知ルト。〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・王覇伝〕

しっぷうもくう【櫛風沐雨】▽中国🔗🔉

しっぷうもくう【櫛風沐雨】▽中国 《風でくしけずり、雨で髪を洗うの意》大事業をするために世間に出て苦労することのたとえ。「風に櫛(クシケス゛)り雨に沐(カミアラ)う」「雨に沐い風に櫛る」とも。 《出典》 狄仁傑(テキシ゛ンケツ)武后ニ謂(イ)イテ曰(イワ)ク、文皇帝風ニ櫛リ雨ニ沐イ、鋒鏑(ホウテキ)ヲ冒シ、以(モッ)テ天下ヲ定ム。〔唐書(トウシ゛ョ)・狄仁傑伝〕

ことわざ ページ 232