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そうかのいぬ【喪家の狗】▽中国🔗🔉

そうかのいぬ【喪家の狗】▽中国 《喪中のためにかまってもらえず、餌(エサ)も与えられずにやせ衰えた犬の意》ひどくやつれて元気のない人のたとえ。 《参考》 鄭(テイ)に行き、門人たちにはぐれて独り城門に立っていた孔子のようすを見て、土地の人が「喪家の狗の如(コ゛ト)し」と言ったという。 《出典》 〔孔子家語(コウシケコ゛)・困誓篇〕

そうぎょうはやすくしゅせいはかたし【創業は易く守成は難し】▽中国🔗🔉

そうぎょうはやすくしゅせいはかたし【創業は易く守成は難し】▽中国 事業を始めることはやさしいが、でき上がった事業を守って維持してゆくことはむずかしい。 《参考》 唐の太宗が、創業と守成のどちらがむずかしいかと臣下に尋ねたとき、房玄齢(ホ゛ウケ゛ンレイ)は、「創業がむずかしい。」と答えた。それに対し、魏徴(キ゛チョウ)は、「創業は天と人民から与えられたものであるから、むずかしくはないが、天下を得ると、ぜいたくになって国力が衰えがちになるので、守成がむずかしい。」と答えたという。 《出典》 〔貞観政要(シ゛ョウカ゛ンセイヨウ)・論君道篇〕

ぞうげのとう【象牙の塔】▽西洋🔗🔉

ぞうげのとう【象牙の塔】▽西洋 現実社会と没交渉の学者の研究室や研究生活のたとえ。また、世俗を離れて静寂な芸術を楽しむ芸術至上主義の境地のたとえ。 《例文》 「あの先生は学識はあるが、象牙の塔に閉じこもってばかりいては世間に通用しなくなるね。」 《参考》 (イ)19世紀のフランスの批評家サント・ブーブが作家ビニーを評して言ったことばから。 (ロ)皮肉や軽蔑(ケイヘ゛ツ)の意をも含むことば。

そうこうのつま【糟糠の妻】▽中国🔗🔉

そうこうのつま【糟糠の妻】▽中国 若いときから苦労を共にしてきた妻のたとえ。 《参考》 (イ)「糟糠」は、酒かすと米ぬかのことで、粗末な食物にたとえる。 (ロ)糟糠の妻は堂より下さず。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・宋弘伝〕

ことわざ ページ 294