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よがよならば【世が世ならば】🔗🔉

よがよならば【世が世ならば】 《こんな世ではなく、もっとよい世ならの意》昔のように栄えて物事がうまくいく、自分に都合のよい時代ならば。 《例文》 「敗戦で何もかも変わってしまったが、世が世ならばこんな哀れな暮らしはしていないものを。」

よくおよぐものはおぼれる【善く游ぐ者は溺れる】▽中国🔗🔉

よくおよぐものはおぼれる【善く游ぐ者は溺れる】▽中国 《泳ぎの上手な人はかえっておぼれることがあるの意》人はえてして長所とする方面でかえって油断をして失敗しやすいということのたとえ。 《出典》 夫(ソ)レ善ク游グ者ハ溺レ、善ク騎(ノ)ル者ハ堕(オ)ツ。各(オノオノ)其(ソ)ノ好ム所ヲ以(モッ)テ、反(カエ)ッテ自(ミス゛カ)ラ禍(ワサ゛ワイ)ト為(ナ)ス。〔淮南子(エナンシ゛)・原道訓〕 《類句》善く騎る者は堕つ。能(ヨ)く走る者は躓(ツマス゛)く。川立ちは川で果てる。

よくとそうだん【欲と相談】🔗🔉

よくとそうだん【欲と相談】 《自分の欲と相談するの意》何をするにもまず自分の利益の有無を考えてから行動すること。利益にならないことには、手を出さないということ。 《例文》 「品薄をいいことに欲と相談ずくで売り惜しむ。」

よくとふたりづれ【欲と二人連れ】🔗🔉

よくとふたりづれ【欲と二人連れ】 金銭に対する欲につられて行動することのたとえ。「欲と道連れ」とも。

よくにはめみえず【欲には目見えず】🔗🔉

よくにはめみえず【欲には目見えず】 欲のために正常の心を失うと、物の道理が分からなくなるということ。 《類句》欲に目が眩(クラ)む。欲に目がない。欲にふける者は目見えず。

よくのかわがはる【欲の皮が張る】🔗🔉

よくのかわがはる【欲の皮が張る】 非常に欲張りである。「欲の皮がつっ張る」とも。 《例文》 「金がなければ暮らせないから、みんな欲の皮が張った人間になっちゃうんだ。」

よくのくまたかまたをさく【欲の熊鷹股を裂く】🔗🔉

よくのくまたかまたをさく【欲の熊鷹股を裂く】 欲が深過ぎて災いを受けることのたとえ。「欲の熊鷹股裂ける」「欲の熊鷹股から裂くる」とも。 《参考》 くまたかが並んでいる2頭の猪(イノシシ)を見つけ、両足に1頭ずつつかんだ。驚いた猪が別々の方向に逃げ出したが、くまたかは猪を離そうとしなかったためとうとうまたが裂けて死んだという昔話から。 《類句》欲の熊鷹爪(ツメ)を裂く。

ことわざ ページ 576