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ろうしてこうなし【労して功無し】▽中国🔗🔉

ろうしてこうなし【労して功無し】▽中国 苦労して行ってもそれだけの効果がないということ。「労有って効無し」「労多くして効無し」とも。 《出典》 今、周ヲ魯(ロ)ニ行ワンコトヲモトムルハ、是(コ)レ猶(ナオ)舟ヲ陸ニ推スガゴトキナリ。労シテ功無ク、身ニ必ズ殃(ワサ゛ワイ)有リ。〔荘子(ソウシ゛)・天運篇〕 《類句》労多くして効少なし。骨折り損のくたびれ儲(モウ)け。

ろうしやしん【狼子野心】▽中国🔗🔉

ろうしやしん【狼子野心】▽中国 《狼(オオカミ)の子は、飼いならそうとしても、凶暴な野性をいつまでも失わないの意》すきをうかがって人に危害を加えようとたくらむことのたとえ。また、そうしようとする心のたとえ。 《出典》 〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・宣公四年〕

ろうしょうのよろこび【弄璋の喜び】▽中国🔗🔉

ろうしょうのよろこび【弄璋の喜び】▽中国 男子が生まれた喜び。 《参考》 (イ)「弄璋」は、璋(玉器の一種)をもてあそぶの意。 (ロ)昔、中国で、男の子が生まれると、璋をおもちゃとして与えてすぐれた臣下になるようにと願う風習があった。 《出典》 乃(スナワ)チ男子ヲ生ム、載(スナワ)チ之(コレ)ヲ牀(ショウ)(寝床)ニ寝(イ)ネシメ、載チ之ニ裳(ショウ)ヲ衣(キ)セ、載チ之ニ璋ヲ弄セシム。〔詩経(シキョウ)・小雅・斯干〕 《対句》弄瓦(ロウカ゛)の喜び。

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】🔗🔉

ろうそくはみをへらしてひとをてらす【蝋燭は身を減らして人を照らす】 自己を犠牲にして他人のために尽くすことのたとえ。

ろうだん【壟断】▽中国🔗🔉

ろうだん【壟断】▽中国 利益や権利を独占することのたとえ。 《例文》 「壟断の利。」 《参考》 (イ)「壟断」は、丘の切り立っている所。 (ロ)昔、ある商人が壟断に登って市場を見渡し、自分の品物を売るのに好都合な場所を見つけ、そこで市場の利益を独占したということから。 《出典》 〔孟子(モウシ)・公孫丑下篇〕

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】🔗🔉

ろうちょうくもをこう【籠鳥雲を恋う】 《籠(カコ゛)の中にいる鳥が、自由な大空の雲を恋い慕うの意》束縛されている人が自由を得ようと望むことのたとえ。また、故郷を恋しく思うことのたとえ。 《出典》 只(タタ゛)籠鳥雲ヲ恋ウルノ思イ有ルノミ。未(イマ)ダ轍魚(テツキ゛ョ)肆(シ)ニ近キノ悲シミヲ免レズ。〔本朝文粋(ホンチョウモンス゛イ)・平兼盛・遠江駿河守等に申す状〕 《類句》鳥囚(トラ)われて飛ぶを忘れず。

ことわざ ページ 601