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がいせいのき【蓋世の気】🔗🔉

がいせいのき【蓋世の気】 きわめて盛んな気力・気概のこと。 ◎世を蓋(おお)い尽くす大きな気力・気概の意から。→抜山蓋世(ばつざんがいせい)

がいだ たまをなす【咳唾 珠を成す】🔗🔉

がいだ たまをなす【咳唾 珠を成す】 文章などを作る才能がきわめて豊かで、すぐれていることのたとえ。 ◎「咳」はせき、「唾」はつばの意で、せきやつばでさえ珠玉となってしまうように、口から出るなにげない一言半句がどれもこれもすぐれた詩文と化してしまうの意から。 〔出〕趙壱(ちょうい) 〔類〕錦心繍口(きんしんしゅうこう)

がいだんこうせつ【街談巷説】🔗🔉

がいだんこうせつ【街談巷説】 街(まち)のいろいろなうわさ話や、巷(ちまた)のあてにならない説。世間のうわさや取り沙汰(ざた)のこと。

がきにおがら【餓鬼に苧殻】🔗🔉

がきにおがら【餓鬼に苧殻】 まるで頼りにならないことのたとえ。 ◎「餓鬼」は、餓鬼道(がきどう)に落ち、飢えと渇きに苦しめられ、骨と皮ばかりにやせている亡者のこと。「苧殻」は皮をはいだ麻の茎のこと。やせおとろえて頼りにならない餓鬼に、武器としてなんの役にも立たないへなへなの苧殻を持たせるということで、まったく頼りないことから。 〔対〕鬼に金棒(かなぼう)

がきのだんじき【餓鬼の断食】🔗🔉

がきのだんじき【餓鬼の断食】 あたりまえのことなのに、ことさら特別なことをしているかのようにとりつくろうことのたとえ。 ◎「餓鬼」は飢えと渇きに苦しむ亡者のことで、飢えのために断食の状態にある餓鬼が、ことさらに断食をしていると言い立てるの意から。「餓鬼の断食、悪女の賢者ぶり」と続けても言う。

がきのはなあらそい【餓鬼の花争い】🔗🔉

がきのはなあらそい【餓鬼の花争い】 貧しい者が暮らしのことはそっちのけにして、生計の足しにもならない趣味に熱中すること。 ◎「餓鬼」は飢えと渇きに苦しむ亡者のことで、必要なのは食べ物なのに、食えもしない花のことで争うということから。

がきのめにみずみえず【餓鬼の目に水見えず】🔗🔉

がきのめにみずみえず【餓鬼の目に水見えず】 捜し求めているものが身近にあっても、あせったりあわてたりすると、かえって見落としてしまうことのたとえ。 ◎「餓鬼」は飢えと渇きに苦しむ亡者のこと。咽喉(のど)の渇きに苦しんで水を欲しがるあまり、あせって近くに水があることに気づかないの意から。

ことわざ ページ 753