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てきにかて【敵に糧】🔗🔉

てきにかて【敵に糧】 あたかも敵に食糧を与えてしまうように、相手に利益を与えてしまうこと、相手に都合のよい結果をもたらしてしまうことのたとえ。 〔類〕寇に兵を藉し盗に糧を齎す/盗人に鍵を預ける

てきにしおをおくる【敵に塩を送る】🔗🔉

てきにしおをおくる【敵に塩を送る】 競い合っているライバルの弱点につけ込まず、かえってその苦境から脱出できるような援助の手を差しのべること。 ◎戦国時代、越後の上杉謙信が、甲斐(かい)の宿敵、武田信玄が塩不足で困っているのを知り、塩を送らせたという故事から。

てきはほんのうじにあり【敵は本能寺にあり】🔗🔉

てきはほんのうじにあり【敵は本能寺にあり】 ほんとうの目的がまったく別のところにあることのたとえ。 ◎戦国時代、明智光秀(あけちみつひで)が備中(びっちゅう)(岡山県)の毛利(もうり)攻めに出向くと見せかけておいて、突如進路を変え、京都の本能寺で織田信長(おだのぶなが)を討ったという故事から。 〔較〕He that wipes the child"s nose kisses the mother"s cheek.(子供の鼻をふいてやる者はその母親の頬(ほお)にキスする)

てきもさるものひっかくもの【敵もさるもの引っ掻くもの】🔗🔉

てきもさるものひっかくもの【敵もさるもの引っ掻くもの】 競(せ)り合っている相手もさすがにすぐれているということの形容。 ◎「さるもの」は然(さ)る者、つまりさすがな者の意で、その「さる」を引っ掻く猿(さる)に掛けたことば。

てきをみてやをはぐ【敵を見て矢を矧ぐ】🔗🔉

てきをみてやをはぐ【敵を見て矢を矧ぐ】 →戦を見て矢を矧ぐ

てぐすねをひいてまつ【手ぐすねを引いて待つ】🔗🔉

てぐすねをひいてまつ【手ぐすねを引いて待つ】 準備万端ととのえて待ち構えていることの形容。 ◎「くすね」は薬煉で、弓の弦を丈夫にするために塗る松脂(まつやに)を油で煮て練り混ぜたもの。手ぐすね引く、つまり手につばして、さあ来い、と待ち構えるの意から。

てこうよりめこう【手功より目功】🔗🔉

てこうよりめこう【手功より目功】 手先の熟練もたいせつだが、それよりも物を見る目を養うことのほうがだいじだということ。 ◎手によるわざより、目によるわざのほうを重視せよの意で、「功」を重ねて調子よく言ったもの。

てこでもうごかぬ【挺子でも動かぬ】🔗🔉

てこでもうごかぬ【挺子でも動かぬ】 どんなふうにしても、絶対にその場から動かないことや、どんな方法を使っても頑(がん)として言うことをきかないたとえ。 ◎挺子を使えば動かせるはずなのに、それでもなお動かないの意から。 〔較〕All the levers you can lay will not do it.(どんな挺子をあてがってもだめだ)

ことわざ ページ 950