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けんえんのなか【犬猿の仲】🔗🔉

けんえんのなか【犬猿の仲】 非常に仲が悪い間柄のたとえ。 《例文》 「あの二人は犬猿の仲だ。」 《参考》 昔から、犬と猿(サル)は仲が悪いとされている。

けんえんもただならず【犬猿もただならず】🔗🔉

けんえんもただならず【犬猿もただならず】 仲が悪い犬と猿(サル)よりもなお仲が悪いことのたとえ。

けんかすぎてのぼうちぎり【喧嘩過ぎての棒乳切り】🔗🔉

けんかすぎてのぼうちぎり【喧嘩過ぎての棒乳切り】 諍い果てての乳切木

けんかにかぶるかさはなし【喧嘩に被る笠はなし】🔗🔉

けんかにかぶるかさはなし【喧嘩に被る笠はなし】 しかけられたけんかは避けようがないということえ。

けんかにはながさく【喧嘩に花が咲く】🔗🔉

けんかにはながさく【喧嘩に花が咲く】 けんかがいっそう激しくなることのたとえ。

けんがのべん【懸河の弁】▽中国🔗🔉

けんがのべん【懸河の弁】▽中国 勢いよく流れる川のような、よどみのない弁舌。 《例文》 「とうとうと懸河(ケンカ゛)の弁を振るう。」 《参考》 「懸河」は、急流。 《出典》 太尉王衍(オウエン)毎(ツネ)ニ云(イ)ウ、象(ショウ)ノ語ルヲ聴クニ懸河ノ水ヲ瀉(ソソ)グガ如(コ゛ト)ク、注イデ竭(ツ)キズト。〔晋書(シンシ゛ョ)・郭象伝〕

けんかをうる【喧嘩を売る】🔗🔉

けんかをうる【喧嘩を売る】 無理にけんかをしかけることのたとえ。 《例文》 「やくざ風の男性がけんかを売ってきたが、相手にならなかった。」

けんかをかう【喧嘩を買う】🔗🔉

けんかをかう【喧嘩を買う】 わざわざけんかの相手になることのたとえ。 《例文》 「下手(シタテ)に出ればよいものを、けんかを買うはめになってしまった。」 他人のしているけんかを代わって引き受けることのたとえ。

けんけんふくよう【拳拳服膺】▽中国🔗🔉

けんけんふくよう【拳拳服膺】▽中国 目上の人が示した教訓・規則などを心にとどめて忘れないようにし、実行を心掛けること。 《参考》 (イ)「拳拳」は、うやうやしくするようす。「服膺」は、胸の辺りに付けること。 (ロ)孔子(コウシ)が彼の第一の弟子顔回(カ゛ンカイ)をほめたことば。顔回は普通の人が選択することもできない中庸(チュウヨウ)(中正で行きすぎも不足もないこと)を選択する能力があり、その上これをよく守ることができたという。 《出典》 回(カイ)ノ為人(ヒトトナリ)ヤ、中庸ヲ択(エラ)ビ、一善ヲ得(ウ)レバ則(スナワ)チ拳拳服膺シテ之(コレ)ヲ失ワズ。〔中庸(チュウヨウ)〕

けんこんいってき【乾坤一擲】▽中国🔗🔉

けんこんいってき【乾坤一擲】▽中国 《天下をかけて、ばくちのさいころを投げるの意》成功するかどうか分からないが、自分の将来の運命をかけて大きな物事を行うこと。「一擲乾坤を賭(ト)す」とも。 《例文》 「真珠湾攻撃は日本海軍の乾坤一擲の作戦だった。」 《参考》 「乾坤」は、天地。「一擲」は、一回投げること。 《出典》 誰(タレ)カ君王ニ勧メテ馬首ヲ回(メク゛)ラス。真ニ成ルカ一擲乾坤ヲ賭ス。〔韓愈(カンユ)・鴻溝を過ぎる詩〕

けんしきがたかい【見識が高い】🔗🔉

けんしきがたかい【見識が高い】 《見識がすぐれているの意》いかにも見識があるようで気位が高いことのたとえ。 《例文》 「見識が高くてつきあいにくい。」

けんぜんなせいしんはけんぜんなしんたいにやどる【健全な精神は健全な身体に宿る】▽西洋🔗🔉

けんぜんなせいしんはけんぜんなしんたいにやどる【健全な精神は健全な身体に宿る】▽西洋 体が健康なら自然に精神も健全なものになるということ。 《参考》 ローマの詩人ユヴェナリスの詩句から。 《参考》 A sound mind in a sound body.の訳。

けんどちょうらい【捲土重来】▽中国🔗🔉

けんどちょうらい【捲土重来】▽中国 《むしろを巻き上げるような勢いで土煙を巻き上げて再びやって来るの意》負けたり失敗したりした者がいったん引き下がって勢いを盛り返し、再び同じことをしようとすること。 《参考》 (イ)「けんどじゅうらい」とも読む。「巻土重来」とも書く。 (ロ)後の漢の高祖(コウソ)と天下を争った武将項羽(コウウ)は、戦いに敗れて長江(チョウコウ)の渡し場に逃げて来たとき、渡守から川を渡って再挙を計るように勧められたが、それを断ってついに戦死した。項羽がもしこのとき思い直して再挙を計っていたら天下はどうなったか分からないと空想した杜牧(トホ゛ク)の詩の中にあることば。 《出典》 勝敗ハ兵家(ヘイカ)事(コト)期セズ。羞(ハシ゛)ヲ包ミ恥ヲ忍ブハ是(コ)レ男児。江東ノ子弟才俊多シ。土ヲ巻キ重ネテ来(キタ)ラバ未(イマ)ダ知ル可(ヘ゛)カラズ。〔杜牧(トホ゛ク)・烏江亭に題す〕

けんぱくどういのべん【堅白同異の弁】▽中国🔗🔉

けんぱくどういのべん【堅白同異の弁】▽中国 奇弁のこと。 《参考》 趙(チョウ)の弁論家公孫竜(コウソンリュウ)は、「堅くて白い石は、目で見ると白いことは分かるが、堅いことは分からない。手で触ると堅いことは分かるが、白いことは分からない。故に堅い石と白い石とは別物で、同一の石ではない。」と説いた。 《出典》 〔公孫竜(コウソンリュウ)・堅白論〕 《類句》白馬非馬論。堅石白馬の論。

けんばのとし【犬馬の年】🔗🔉

けんばのとし【犬馬の年】 犬馬の歯

けんばのやしない【犬馬の養い】▽中国🔗🔉

けんばのやしない【犬馬の養い】▽中国 父母を養うのに、ただ食べ物を与えるだけで、尊敬する気持ちがないことのたとえ。 《出典》 子游(シユウ)孝ヲ問ウ。子曰(イワ)ク、今ノ孝ハ、是(コ)レ能(ヨ)ク養ウヲ謂(イ)ウ。犬馬ニ至ルマデ、皆(ミナ)能ク養ウコト有リ。敬セズンバ、何ヲ以(モッ)テ別(ワカ)タンヤ。〔論語(ロンコ゛)・為政篇〕

けんばのよわい【犬馬の歯】▽中国🔗🔉

けんばのよわい【犬馬の歯】▽中国 《犬や馬が何もしないで年を加えるように、無能のままで老いてしまった年齢の意》老いた人が自分の年齢をへりくだって言うことば。馬齢(ハ゛レイ)。馬歯(ハ゛シ)。「犬馬の齢(ヨワイ)」「犬馬の年」とも。 《出典》 〔漢書(カンシ゛ョ)・趙充国伝〕

けんばのろう【犬馬の労】🔗🔉

けんばのろう【犬馬の労】 主人または他人に対して、骨身を惜しまず働くこと。 《例文》 「恩義のあるあなたのためなら、犬馬の労をいといません。」 《参考》 へりくだっていうことば。

けんをおとしてふねをきざむ【剣を落として舟を刻む】▽中国🔗🔉

けんをおとしてふねをきざむ【剣を落として舟を刻む】▽中国 舟に刻みて剣を求む

けんえんのなか【犬猿の仲】🔗🔉

けんえんのなか【犬猿の仲】 ひどく仲の悪いことのたとえ。 ◎仲の悪いものの代名詞とされる犬と猿の間柄の意から。「犬と猿」とも言う。 〔較〕They agree like cats and dogs.(彼らは猫と犬のように仲が悪い)

けんかすぎてのからいばり【喧嘩過ぎての空威張り】🔗🔉

けんかすぎてのからいばり【喧嘩過ぎての空威張り】 喧嘩の最中は意気地なくこそこそしていたくせに、喧嘩が終わると、とたんに強がって見せること。 〔類〕喧嘩過ぎての向こう鉢巻(はちまき) 〔較〕All are brave when the enemy flies.(敵がいなくなればだれでも勇者)

けんかすぎてのぼうちぎり【喧嘩過ぎての棒乳切り】🔗🔉

けんかすぎてのぼうちぎり【喧嘩過ぎての棒乳切り】 時機に間に合わなくて、結局なんの役にも立たないことのたとえ。 ◎「棒乳切り」は「棒乳切り木」の略で、喧嘩に手ごろな棍棒(こんぼう)のこと。「棒千切り」とも書く。喧嘩が済んだあとで棒乳切り持ち出しても、ものの役に立たないことから。「争い果てての棒乳切り」「諍(いさか)い果てての乳切(ちぎ)木り」とも言う。 〔類〕六日の菖蒲十日の菊/後の祭/火事あとの火の用心/夏炉冬扇(かろとうせん) 〔対〕暮れぬ先の提灯(ちょうちん) 〔較〕After meat comes mustard.(肉がすんでからマスタード)

けんかはふりもの【喧嘩は降り物】🔗🔉

けんかはふりもの【喧嘩は降り物】 喧嘩は雨などといっしょで、いつ、どこで身にふりかかってくるかわからないということ。

けんかりょうせいばい【喧嘩両成敗】🔗🔉

けんかりょうせいばい【喧嘩両成敗】 喧嘩をした者どうしは、非がどちらにあるにしても双方同じように処罰すべきだということ。 ◎「成敗」は処罰の意。

けんがのべん【懸河の弁】🔗🔉

けんがのべん【懸河の弁】 よどみなく、勢いのいい弁舌のこと。 ◎「懸河」は急流のこと。急流のような弁舌の意から。 〔出〕隋書(ずいしょ) 〔類〕立て板に水/戸板に豆

けんきょうふかい【牽強付会】🔗🔉

けんきょうふかい【牽強付会】 自分に都合のいいように理屈をこねまわして、むりにこじつけること。 ◎「牽強」も「付会」も、こじつけの意。

けんけんごうごう【喧々囂々】🔗🔉

けんけんごうごう【喧々囂々】 大勢の人たちがやかましくしゃべりたてて、がやがやと騒がしいようす。 ◎「喧々」も「囂々」も騒がしくしゃべること。なお、この語と「侃々諤々(かんかんがくがく)」とが混同されて「喧々諤々」とも言う。

けんけんふくよう【拳々服膺】🔗🔉

けんけんふくよう【拳々服膺】 心に銘記して決して忘れないようにし、そのことを堅く守ること。 ◎「拳々」は両手で捧げ持つ、「服膺」は胸につけて忘れないの意。 〔出〕中庸(ちゅうよう) 〔例〕師の教えを拳々服膺する。

けんこうりへい【堅甲利兵】🔗🔉

けんこうりへい【堅甲利兵】 堅くて丈夫な鎧(よろい)と鋭い武器。また、強い軍隊のこと。

けんこんいってき【乾坤一擲】🔗🔉

けんこんいってき【乾坤一擲】 運を賭(と)して捨て身の大勝負に出ること。運を天に任せて、思いきってやってみること。 ◎「乾」は天、「坤」は地、「一擲」はさいころを投げること。さいころを投げて、天が出るか、地が出るか大勝負をするの意から。「一擲乾坤を賭す」とも言う。 〔出〕韓愈(かんゆ) 〔例〕乾坤一擲の大事業。 〔類〕のるかそるか/一か八か 〔較〕The die is cast.(賽(さい)は投げられた)

けんじゃひだるし だてさむし【賢者ひだるし 伊達寒し】🔗🔉

けんじゃひだるし だてさむし【賢者ひだるし 伊達寒し】 世間並み、人並みのことをしないとつらい思いをするということ。だから、やせがまんや見えを張るのもほどほどにせよということ。 ◎「ひだるし」はひもじい意。賢者は金儲(もう)けとは無縁だからいつも貧乏ですきっ腹をかかえており、伊達者として粋(いき)がっている者は見えを張って薄着でいるから寒い思いをするの意から。 〔類〕遠慮ひだるし伊達寒し

けんち【軒輊】🔗🔉

けんち【軒輊】 高低や上がり下がり。転じて、優劣のこと。 ◎「軒」は前方が高く反り上がった形の車、「輊」は前方が低く垂れ下がった形の車。その二つの車の形から。 〔出〕詩経(しきょう)

けんどちょうらい【捲土重来】🔗🔉

けんどちょうらい【捲土重来】 負けたり失敗したりしていったんは退いたものが、態勢を立て直し、勢いを盛り返して反撃してくること。 ◎「捲土」は土や砂ぼこりを捲(ま)き上げること。そういうすさまじい勢いで重ねてやって来るの意から。「けんどじゅうらい」とも言う。 〔出〕杜牧(とぼく)

けんにんふばつ【堅忍不抜】🔗🔉

けんにんふばつ【堅忍不抜】 がまん強く耐え忍び、心を動かされないこと。 ◎「堅忍」はじっと耐え忍ぶこと。「不抜」は心が動揺しないこと。

けんばのやしない【犬馬の養い】🔗🔉

けんばのやしない【犬馬の養い】 親を養うのにただ養うだけで、親を敬う気持ちのまったくないことのたとえ。 ◎親を養うのに、ただ衣服や食べ物のめんどうを見るだけで、まるで犬や馬を養うのと同じだの意から。 〔出〕論語

けんばのよわい【犬馬の齢】🔗🔉

けんばのよわい【犬馬の齢】 自分の年齢をへりくだって言うことば。 ◎「齢」は年齢で、「歯」とも書く。つまらない犬や馬のようにただ年齢を重ねているだけですの意から。

けんばのろう【犬馬の労】🔗🔉

けんばのろう【犬馬の労】 自分が人のために力を尽くして働くことを、へりくだって言うことば。 ◎犬や馬の苦労や働きの意から。「犬馬の労をとる」とも言う。 〔例〕「八丁を犬馬の労でつき上げる」(古川柳―「犬馬」は三味線と太鼓のこと)

けんぱくどういのべん【堅白同異の弁】🔗🔉

けんぱくどういのべん【堅白同異の弁】 こじつけの論理・論法、詭弁(きべん)のこと。 ◎中国趙(ちょう)の公孫竜が唱えた論法で、堅い石と白い石が同じ一つの石であるのに異なるとするもの。石を目で見たとき、白さはわかるが堅さはわからない。また、石を手で触ったとき、堅さはわかるが白さはわからない。ゆえに堅くて白い石は同時には成り立たないという論法から。 〔出〕史記 〔類〕白馬は馬に非ず

けんぼうじゅつすう【権謀術数】🔗🔉

けんぼうじゅつすう【権謀術数】 巧妙に人を欺くはかりごと。 ◎「権謀」は臨機応変のはかりごと、「術数」は策略の意。 〔例〕権謀術数をめぐらす。

けんもほろろ【けんもほろろ】🔗🔉

けんもほろろ【けんもほろろ】 人の頼みごとにまったく取り合わず、はねつけるようす。また、ひどく冷淡でそっけないようす。 ◎「けん」も「ほろろ」も雉(きじ)の鳴き声で、無愛想に聞こえることから。

けんよ【権輿】🔗🔉

けんよ【権輿】 ものごとのはじまり・起源のこと。 ◎「権」はおもり、「輿」は荷台の意。はかりを作るときはまずおもりから、車を作るときはまず荷台から作りはじめたことから。 〔出〕詩経(しきょう)

けんをきそう【妍を競う】🔗🔉

けんをきそう【妍を競う】 美しさを競い合うこと。特に、女性があでやかさを競い合うこと。 ◎「妍」は優美の意。

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