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ぞうげのとう【象牙の塔】▽西洋🔗🔉

ぞうげのとう【象牙の塔】▽西洋 現実社会と没交渉の学者の研究室や研究生活のたとえ。また、世俗を離れて静寂な芸術を楽しむ芸術至上主義の境地のたとえ。 《例文》 「あの先生は学識はあるが、象牙の塔に閉じこもってばかりいては世間に通用しなくなるね。」 《参考》 (イ)19世紀のフランスの批評家サント・ブーブが作家ビニーを評して言ったことばから。 (ロ)皮肉や軽蔑(ケイヘ゛ツ)の意をも含むことば。

ぞうさもない【造作もない】🔗🔉

ぞうさもない【造作もない】 簡単でやさしい。 《例文》 「この程度の問題なら、造作もなく解ける。」

ぞうじてんぱい【造次顛沛】▽中国🔗🔉

ぞうじてんぱい【造次顛沛】▽中国 《慌ただしい時や、つまずいて倒れるような危急の時の意》わずかな間のたとえ。 《出典》 君子ハ終食ノ間(カン)モ仁ニ違(タカ゛)ウコト無ク、造次ニモ必ズ是(ココ)ニ於(オイ)テシ、顛沛ニモ必ズ是ニ於テス。〔論語(ロンコ゛)・里仁篇〕

そうゆまさにせまらんとす【桑楡且に迫らんとす】▽中国🔗🔉

そうゆまさにせまらんとす【桑楡且に迫らんとす】▽中国 《樹木に夕日がかかろうとしているの意》年老いて死期が近づいていることのたとえ。 《参考》 「桑楡」は、桑とにれの木のことで、老年のたとえとして用いる。 《出典》 筋骨将(マサ)ニ尽キントシ、桑楡且ニ迫ラントス。〔旧唐書(クトウシ゛ョ)・太宗紀〕

そこをたたく【底を叩く】🔗🔉

そこをたたく【底を叩く】 《入れ物の底をたたいて中身を出すの意》中にある物を全部出し尽くす。「底を叩(ハタ)く」「底を払(ハラ)う」とも。 《例文》 「米びつの底を叩く。」

そこをつく【底を突く】🔗🔉

そこをつく【底を突く】 蓄えられた品物や能力などがなくなる。 《例文》 「彼のアイディアもさすがに底を突いたようだ。」 相場や物の値などが下落して最低の値になる。底値になる。

そこをはらう【底を払う】🔗🔉

そこをはらう【底を払う】 残さずに全部出す。 《例文》 「残り少なくなったから、在庫の底を払って大まけにしておこう。」

そこをわる【底を割る】🔗🔉

そこをわる【底を割る】 心の中を隠さずに打ち明けて示す。 《例文》 「お互いに今日は、底を割って話そうではないか。」 《類句》腹を割る。 取引で、最も低いと思われた値段より更に値が下がる。 芝居などで、事件の結末や仕組みを早くから観客に悟らせてしまう。

そのところをえる【其の所を得る】▽中国🔗🔉

そのところをえる【其の所を得る】▽中国 その人の才能・能力にふさわしい地位や仕事に就く。「所を得る」とも。 《参考》 人から生きた魚を贈られた鄭(テイ)の賢人の子産(シサン)は、池の番人に飼わせることにしたが、番人はこれを煮て食べてしまい、「池に放つと、初めは縮こまっていましたが、やがてのびのびと遠くへ泳いで行きました。」と嘘(ウソ)の報告をした。これを聞いた子産は、「その所を得たるかな。」と言ったという。 《出典》 〔孟子(モウシ)・万章上篇〕

そらにみつろうか【空に三つ廊下】🔗🔉

そらにみつろうか【空に三つ廊下】 天気がはっきりしないことのたとえ。 《参考》 「降ろうか、照ろうか、曇ろうか」の三つの「ろうか」を「廊下」にかけたしゃれ。

そらをつかう【空を使う】🔗🔉

そらをつかう【空を使う】 知っているのに、知らないふりをしてとぼけることのたとえ。 《例文》 「あの男性が来ているはずなのに、空を使っていないと言い張る。」

それみたことか【それ見たことか】🔗🔉

それみたことか【それ見たことか】 それ見なさい。それ思い知ったか。「それ見たか」とも。 《例文》 「それ見たことか。何度も言い聞かせたのに。」 《参考》 物事が自分の予測どおりになり、相手にとっては思わしくない結果になった場合に、相手の不注意を軽く責めて得意になって言うことば。

そうこ【操觚】🔗🔉

そうこ【操觚】 文章を書くことに携わる人のこと。 ◎「觚」は中国で昔、文字を記した木の札のこと。それを手にとる、文章を書くの意から。なお、文筆に携わる人々の社会を「操觚界」と言う。 〔出〕陸機

そうこんもくひ【草根木皮】🔗🔉

そうこんもくひ【草根木皮】 草の根と木の皮。それを用いるところから、特に、漢方薬のこと。

そうへき【双璧】🔗🔉

そうへき【双璧】 どちらがすぐれているか、優劣のつけがたい二つのもの。 ◎「璧」は宝玉のこと。一対(いっつい)になっている双(ふた)つのすぐれた宝玉の意から。なお「璧」を「壁」と書き誤らないように。 〔出〕北史

そこにそこあり【底に底あり】🔗🔉

そこにそこあり【底に底あり】 ものごとの本当の姿は表面にあらわれていることからだけではつかめない。底の下にさらに底があるように、複雑で深い事情が隠されているケースが多いということ。 〔類〕裏には裏がある 〔較〕Thereby hangs a tale.(そこに話があるんだて)

そこもありふたもあり【底もあり蓋もあり】🔗🔉

そこもありふたもあり【底もあり蓋もあり】 一つ器に底もあれば蓋もあるように、ものごとにはいろいろな事情があり、複雑に入り組んでいることが多くて、一筋縄ではいかないものだということ。

そなわらんことをいちにんにもとむるなかれ【備わらんことを一人に求むるなかれ】🔗🔉

そなわらんことをいちにんにもとむるなかれ【備わらんことを一人に求むるなかれ】 人格・才能・知識などをすべて兼ね備えている人間などいるはずがない。人間ならだれしもいくつかの欠点があるのがあたりまえである。一人の人間に完全無欠を要求することは、むりな注文だということ。 〔出〕論語 〔較〕He is good that failed never.(期待にそわないこともあるもの)

そんせぬひとにもうけなし【損せぬ人に儲けなし】🔗🔉

そんせぬひとにもうけなし【損せぬ人に儲けなし】 少々の損はがまんしなければ儲けることはできない。あとあと利益になる多少の損をいやがる人に大儲けは期待できないということ。 〔類〕損して得取れ 〔較〕He that loses is merchant as well as he that gains.(損をするのも儲けるのと同様商人である)

そんたく【忖度】🔗🔉

そんたく【忖度】 人の心の中をあれこれ推し量ること。 ◎「忖」も「度」もおしはかる意。

ぞうげのとう【象牙の塔】🔗🔉

ぞうげのとう【象牙の塔】 学者たちの現実離れのした研究態度や生活、また、その研究室などを皮肉を込めて言うことば。 ◎フランスのサント・ブーブが芸術至上主義者たちの態度について批評したことばからで、もともとは、俗世間を離れて芸術を楽しむ境地のことを言った。フランス語のtour d"ivoireから。英語はan ivory towerと言う。

ぞうじてんぱい【造次顛沛】🔗🔉

ぞうじてんぱい【造次顛沛】 ほんのわずかな時間のこと。また、瞬時もおろそかにせず努めること。 ◎「造次」はわずかな時間。「顛沛」はつまずいて倒れるの意が転じて、とっさの場合。君子はつかの間も仁から離れることがないの意から。 〔出〕論語

ぞうりにきゅう【草履に灸】🔗🔉

ぞうりにきゅう【草履に灸】 →雪駄の裏に灸

ぞうりはきぎわでしそんじる【草履はき際で仕損じる】🔗🔉

ぞうりはきぎわでしそんじる【草履はき際で仕損じる】 最後の最後に失敗して、それまでの努力のすべてをだめにしてしまうこと。 ◎仕事を無事にすませて、さあ帰ろうと草履をはきかけて、はきそこなってしまうの意から。 〔類〕九仭の功を一簣に虧く

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