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いっ-こう ―カウ [0] 【一向】🔗🔉

いっ-こう ―カウ [0] 【一向】 ■一■ (名) 「一向宗」の略。 ■二■ (副) (「いっこうに」の形も用いる) (1)(下に打ち消しの語を伴って)まるきり。少しも。「しかっても―こたえない」「―に驚かない」 (2)全く。「―平気だ」「口が―に無調法な女であった/新世帯(秋声)」 (3)ひたすらに。ひたむきに。「唯本願をたのみて―に称名すれば/一遍上人語録」 (4)いっそのこと。むしろ。「―に重忠と刺し違へて死なんとは思ひしが/浄瑠璃・出世景清」 (5)すべて。全部。「大小事―なんぢにこそ言ひ合はせしか/平家 10」 ■三■ (形動) 全くひどいさま。「こつちらは―なものだ,とんだねき物(=売レ残リ)だ/洒落本・通言総籬」

大辞林 ページ 138850 での一向単語。