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くうかい 【空海】🔗🔉

くうかい 【空海】 (774-835) 平安初期の僧。日本の真言宗の開祖。諡号(シゴウ),弘法大師。讃岐の人。804年最澄(サイチヨウ)らとともに入唐し,長安の青竜寺恵果(ケイカ)に学ぶ。806年帰朝して高野山金剛峰寺(コンゴウブジ)を開く。嵯峨天皇より東寺(教王護国寺)を賜り,その翌年には大僧都に任ぜられた。日本最初の庶民学校である綜芸種智院(シユゲイシユチイン)を設立。書にすぐれ三筆の一人にあげられ,「風信帖」などの名品がある。また,詩文にも秀でた。後世,広く庶民信仰の対象として尊ばれた。著「三教指帰(サンゴウシイキ)」「十住心論」「弁顕密二教論」「性霊(シヨウリヨウ)集」「文鏡秘府論」「篆隷(テンレイ)万象名義」ほか。

大辞林 ページ 142742 での空海単語。