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さや-あて [0][4] 【鞘当て】🔗🔉

さや-あて [0][4] 【鞘当て】 (1)武士が道ですれ違ったとき,刀の鞘が当たったのをとがめ立てすること。さやとがめ。転じて,ちょっとしたことから生じたけんか。 (2)〔(3)から〕 一人の女性を,二人の男性が争うこと。「恋の―」 (3)歌舞伎の趣向の一。多く遊里を舞台に,一人の女を争っている二人の武士が刀の鞘を当てたことから争いになるもの。名古屋山三郎と不破伴左衛門のものが有名で「参会名護屋(サンカイナゴヤ)」以来,歌舞伎十八番「不破」の中心的趣向となっている。現在の形は四世鶴屋南北の「浮世柄比翼稲妻(ウキヨヅカヒヨクノイナズマ)」による。

大辞林 ページ 145089 での鞘当て単語。