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し-だい 【次第】🔗🔉

し-だい 【次第】 ■一■ [0] (名) (1)順序。「式の―」「車の―定めにくければ/宇津保(楼上・上)」 (2)現在に至るまでに,物事がたどった道筋。事情。いきさつ。「事の―を話す」「かような―で面目ない」「事と―によっては一肌脱ごう」 (3)謡曲の詞章の名。七五・返句・七四,または七五の句から成り,多くは脇役の登場第一声として謡われ,役の意向や感慨を述べる。また,曲中で曲舞(クセマイ)や乱拍子の序歌として謡われることもある。 (4)順序を追ってすること。順序よく並べること。「仏名の所,大徳たち,―してひきゐて七八人参る/宇津保(嵯峨院)」 ■二■ (接尾) (1)名詞に付いて,その人の意向,またはその事物の事情いかんによるという意を表す。「どうするかはあなた―だ」「とかくこの世は金―」 (2)動詞の連用形に付いて,動作が行われるままにという意を表す。「成り行き―」「手当たり―に投げつける」 (3)動詞の連用形または動作性の名詞に付いて,その動作に続いてすぐにという意を表す。「満員になり―締め切る」「送金―現物を送る」

大辞林 ページ 145648 での次第単語。