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なま [1] 【生】🔗⭐🔉
なま [1] 【生】
■一■ (名)
(1)火を通していないこと。煮たり焼いたりしていないこと。「―の野菜」「―で食べる」「―クリーム」「ねへさん―で一合/安愚楽鍋(魯文)」
(2)作為をほどこさず,自然のままであること。「民衆の―の声に接する」
(3)演奏や歌唱などについて,その場でじかに聞くこと。「―の演奏」
(4)録画・録音などによらず,直接放送すること。「―の放送」
(5)「生意気」の略。「―を言うな」「お―さん」
(6)現金。現なま。「お足とは―の事か/浄瑠璃・祇園女御九重錦」
(7)「生酔(ナマエ)い」の略。「お嶋は酒に酔くずれ,ひよろり
と―になり/浄瑠璃・二枚絵草紙(下)」
(8)「生ビール」の略。
■二■ (形動)
技術などが未熟なさま。「石鹸(シヤボン)なんぞを,つけて,剃るなあ,腕が―なんだが/草枕(漱石)」
■三■ (副)
中途半端に。なまじっか。「―に風雅めかす娼妓あれば/当世書生気質(逍遥)」「この男も―頭(カシラ)痛くなりて/今昔 27」
■四■ (接頭)
(1)名詞に付いて,十分でない,いいかげんなものであること,未熟なものであることを表す。「―返事」「―あくび」「―兵法(ビヨウホウ)」
(2)形容詞・形容動詞に付いて,なんとなく,すこしなどの意を表す。「―やさしい」「―ぬるい」「―白い」「―暖かだ」
〔古くは「なま隠す」などのように,動詞に付いても用いられた〕
(3)動詞の連用形から転じた名詞に付いて,それが中途半端である意を表す。「―煮え」「―乾き」「―かじり」「―殺し」「―焼け」

と―になり/浄瑠璃・二枚絵草紙(下)」
(8)「生ビール」の略。
■二■ (形動)
技術などが未熟なさま。「石鹸(シヤボン)なんぞを,つけて,剃るなあ,腕が―なんだが/草枕(漱石)」
■三■ (副)
中途半端に。なまじっか。「―に風雅めかす娼妓あれば/当世書生気質(逍遥)」「この男も―頭(カシラ)痛くなりて/今昔 27」
■四■ (接頭)
(1)名詞に付いて,十分でない,いいかげんなものであること,未熟なものであることを表す。「―返事」「―あくび」「―兵法(ビヨウホウ)」
(2)形容詞・形容動詞に付いて,なんとなく,すこしなどの意を表す。「―やさしい」「―ぬるい」「―白い」「―暖かだ」
〔古くは「なま隠す」などのように,動詞に付いても用いられた〕
(3)動詞の連用形から転じた名詞に付いて,それが中途半端である意を表す。「―煮え」「―乾き」「―かじり」「―殺し」「―焼け」
大辞林 ページ 151221 での【生】単語。