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ふし [2] 【節】🔗⭐🔉
ふし [2] 【節】
(1)竹・葦(アシ)などの幹にあって,ほぼ一定間隔でややふくらんでいる部分。
(2)樹木の枝の生え出るところ。また,枝を切り落とした跡。特に板や柱に製材した際に残る跡。せつ。「―の多い木」「―を生かした床框(トコカマチ)」
(3)骨と骨のつながっている部分。関節。「指の―を鳴らす」
(4)糸・ひもなどの,途中の太くなっているところ。「―糸」
(5)物事の区切りとなるような大切な箇所。ふしめ。「人生の―」
(6)箇所。注目すべき点。「思い当たる―がある」「故意と思われる―がある」
(7)きっかけ。また,折(オリ)。機会。「又,よき―なりとも思ひ給ふるに/源氏(帚木)」
(8)歌の旋律。また,旋律の一まとまり。曲節。「一―歌って聞かせる」「―を忘れる」「変な―をつけてせりふをいう」
(9)(普通「フシ」と書く)浄瑠璃・謡曲で,旋律のある部分。詞(コトバ)に対していう。
(10)〔物〕 定常波で,振幅が 0 になっているところ。
⇔腹
(11)魚の身を縦に四つに割ったもの。また,それを加工した食品。また,特にかつおぶしのこと。
(12)言いがかり。なんくせ。「よくいろ
な―をつけるの/人情本・梅児誉美(初)」
→ぶし(節)


大辞林 ページ 153454 での【節】単語。