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まま [2] 【儘】🔗🔉

まま [2] 【儘】 〔「まにま」の転。多く,連体修飾語を受けて,形式名詞的に用いられる〕 (1)成り行きに従うこと。他のものに任せ従うこと。「誘われる―,ついて来た」「足の向く―に歩き回る」 (2)思いどおりであること。「―にならない世の中」「今夜一夜は身どもが―ぢや/狂言・地蔵舞(虎寛本)」 (3)元のとおりで,変えてないこと。そっくりであること。「見た―を話す」「昔の―で少しも変わらない」 (4)状態が続いていること。一つの動作・作用が終わり,それに続くはずの動作・作用が始まらないこと。「受け取った―積んである」「借りた―だ」「立った―眠る」 (5)成り行きにまかせて,結果に頓着しないこと。どうなってもよいこと。ままよ。「ただ読めずと―/胆大小心録」 (6)ある理由によってそのような事態になったこと。「太刀が持てもらい度さの―でおりやる/狂言・二人大名(虎寛本)」 (7)(普通「ママ」と書く)書物の校訂などで,原本どおりであること。 →ままに 〔「ままにならない」の場合,アクセントは [0]〕

大辞林 ページ 154854 での単語。