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まぼろし [0] 【幻】🔗⭐🔉
まぼろし [0] 【幻】
(1)実体がないのにあるかのように見えるもの。また,すぐ消え去るはかないもののたとえ。「こちらへ歩いて来ると見えたのは―だったのだろうか」「恋しい人を―に見る」
(2)実際にあることが確かめられないもの。「―の名画」
(3)幻術を使う者。「大空を通ふ―夢にだに見えこぬ魂の行方尋ねよ/源氏(幻)」
(4)源氏物語の巻名。第四一帖。
まぼろし-の-よ 【幻の世】🔗⭐🔉
まぼろし-の-よ 【幻の世】
はかないこの世。「いとど―を背き捨させ給へる嬉しさを思し召されて/狭衣 3」
まほろ-ば🔗⭐🔉
まほろ-ば
〔「まほらま」の転〕
「まほら」に同じ。「倭(ヤマト)は国の―たたなづく青垣山籠れる倭しうるはし/古事記(中)」
まま 【乳母】🔗⭐🔉
まま 【乳母】
めのと。うば。「―の遺言はさらにも聞えさせず/源氏(蓬生)」
まま 【崖】🔗⭐🔉
まま 【崖】
傾斜地,崖(ガケ),土手の崩れた所などの地形をいうか。また,そのような地形の地名。「足柄(アシガリ)の―の小菅の菅枕あぜかまかさむ児ろせ手枕/万葉 3369」
まま 【継】🔗⭐🔉
まま 【継】
(1)継母。また,継母であること。「心実ばなしかかさんは―ざんす/柳多留 41」
(2)名詞の上に付いて,複合語をつくる。(ア)直接の血のつながりのない親子関係であることを表す。「―母」「―子」(イ)父または母を異にする兄弟姉妹の関係であることを表す。「汝が―兄弟(アニオト)/古事記(上訓)」[新撰字鏡]
→いろ
まま [2] 【儘】🔗⭐🔉
まま [2] 【儘】
〔「まにま」の転。多く,連体修飾語を受けて,形式名詞的に用いられる〕
(1)成り行きに従うこと。他のものに任せ従うこと。「誘われる―,ついて来た」「足の向く―に歩き回る」
(2)思いどおりであること。「―にならない世の中」「今夜一夜は身どもが―ぢや/狂言・地蔵舞(虎寛本)」
(3)元のとおりで,変えてないこと。そっくりであること。「見た―を話す」「昔の―で少しも変わらない」
(4)状態が続いていること。一つの動作・作用が終わり,それに続くはずの動作・作用が始まらないこと。「受け取った―積んである」「借りた―だ」「立った―眠る」
(5)成り行きにまかせて,結果に頓着しないこと。どうなってもよいこと。ままよ。「ただ読めずと―/胆大小心録」
(6)ある理由によってそのような事態になったこと。「太刀が持てもらい度さの―でおりやる/狂言・二人大名(虎寛本)」
(7)(普通「ママ」と書く)書物の校訂などで,原本どおりであること。
→ままに
〔「ままにならない」の場合,アクセントは [0]〕
大辞林 ページ 154854。