おい [1][2] 【老い】 （１）老いること。「―を感じさせない人」 （２）年をとった人。としより。「―も若きも」

おい オヒ 【負ひ】 〔動詞「負う」の連用形から〕 負担。借金。「大方は月をも愛(メ)でじ未進(ミシン)せじ積れば人の―となるもの/仮名草子・仁勢物語」

おい オヒ 【追い】 （１）追うこと。多く他の語と複合して用いる。「鳥―」「馬―」 （２）「追い銭(セン)」の略。「盗人に―といふことは，かかる事をや申すらん/狂言・連歌盗人（虎寛本）」

おい オヒ [1] 【笈・負】 〔動詞「負う」の連用形「負い」の意から〕 修験者(シユゲンジヤ)・行脚(アンギヤ)僧が仏具・衣類などを入れて背に負う，脚・開き戸のついた箱。きゅう。 笈 [図]

おい ヲヒ [0] 【甥】 自分の兄弟姉妹の生んだ男子。 ⇔姪(メイ) 「叔父―の間柄」

おい （代） 一人称。男が同輩や目下の者に用いる。おれ。「―とすつぱり切れてくれろ/洒落本・其あんか」 〔現代でも主に西日本の一部で用いられる〕

おい [1] （感） （１）男性が親しい間柄や目下の人に呼びかけるときに用いる語。「―，どこへ行くんだ」 （２）相手の呼びかけに応ずるときに用いる語。はい。「―といらへて/読本・弓張月（続）」 （３）納得したり思い当たったりしたときに用いる語。おお。「―，さり。―，さりとうなづきて/源氏（玉鬘）」

おい【老い】 old age;the aged (老人).→英和 〜も若きも both young and old.

おい【甥】 a nephew.→英和

おい Hello!/(I) say!/Look here!