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か🔗⭐🔉
か
(1)五十音図カ行第一段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名の「か」は「加」の草体。片仮名の「カ」は「加」の偏。
か【処】🔗⭐🔉
か 【処】
名詞または動詞の連用形の下に付いて,場所の意を表す。ところ。「あり―」「住み―」「奥―」「山―(ヤマガ)」
か【香】🔗⭐🔉
か [0][1] 【香】
におい。かおり。「磯の―」「移り―(ガ)」
か【蚊】🔗⭐🔉
か [0] 【蚊】
双翅目カ科の昆虫の総称。体長5ミリメートル内外。体と脚は細長く,口吻(コウフン)が長い。はねは二枚で細く透明。雌の成虫は人畜より吸血して痒(カユ)みを与え,種によってマラリア・日本脳炎などの伝染病を媒介する。幼虫はボウフラ,蛹(サナギ)はオニボウフラと呼ばれ,池沼や水たまりで生活する。日本にはアカイエカ・シナハマダラカなど約一〇〇種がいる。[季]夏。《わが宿は―のちいさきを馳走也/芭蕉》
か【鹿】🔗⭐🔉
か 【鹿】
シカの古名。「妻恋に―鳴く山辺に/万葉 1602」
か【化】🔗⭐🔉
か クワ 【化】
■一■ [1] (名)
(1)徳によって教え導くこと。教化。感化。「仁政の―を致れんには如かじ/太平記 13」
(2)自然が万物を育てる力。化育。造化。
(3)生滅転変の理。変化。変遷。「陰陽の―」
■二■ (接尾)
主に漢語の名詞に付いて,そういう物,事,状態に変える,または変わるという意を表す。「映画―」「自由―」「液―」など。
か【戈】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【戈】
古代中国の武器の一。片方に枝が出たほこ。
か【火】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【火】
(1)五行(ゴギヨウ)の第二。季節では夏,方位では南,色では赤,十干では丙(ヒノエ)・丁(ヒノト),五星では火星に当てる。
(2)七曜の一。「火曜」の略。
(3)律令制で,軍団の一組。兵卒一〇人から成る。
か【加】🔗⭐🔉
か [1] 【加】
(1)たし算。「―減乗除」
(2)「加奈陀(カナダ)」の略。「日―貿易」
か【可】🔗⭐🔉
か [1] 【可】
(1)それでよいとすること。「住み込みも―」
(2)よいとして認めること。「国民の大多数が―とするならば…」
(3)成績を示す評語。「良」の次。あまりよくないが及第できる成績。「優・良・―」
か【佳】🔗⭐🔉
か [1] 【佳】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれてよいこと。美しいこと。また,そのさま。「眺望―なり/福翁自伝(諭吉)」
か【果】🔗⭐🔉
か クワ 【果】
■一■ [1] (名)
(1)原因・因縁によって生じたもの。結果。むくい。
⇔因
(2)修行の結果として得られる悟り。「此行を以て―を得たる時も/正法眼蔵」
(3)木の実。くだもの。「此種子を長ぜざれといはねども,必ず其の―を得るが如し/沙石 2」
■二■ (接尾)
助数詞。くだもの類を数えるのに用いる。「大なる梨子,柿…一二―を食つるに/今昔 13」
か【科】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【科】
(1)教育・学問などで,分野などを示す区分け。部門。「国文―」「内―」
(2)生物の分類上の一段階。目(モク)の下,属の上。「食肉目イヌ―」
か【架】🔗⭐🔉
か [1] 【架】
物をのせたり掛けたりする台。
か【華】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【華】
はなやか。はでやか。虚飾。「其楼閣を―にして,其酒肴を美にせず/横浜新誌(景一)」
か【菓】🔗⭐🔉
か クワ 【菓】
■一■ (名)
木の実。くだもの。「花開れば必ず―を結ぶ/今昔 3」
■二■ (接尾)
助数詞。くだもの類を数えるのに用いる。「瓜一―を取て食てけり/今昔 29」
か【過】🔗⭐🔉
か クワ 【過】
■一■ [1] (名)
(1)あやまち。「自らの―を悔いる」
(2)「過去」の略。「―・現・未の三世」
(3)実際より大げさなこと。誇張されていること。「かように―をば申せども/狂言・鼻取相撲」
■二■ (接頭)
(1)漢語に付いて,度がすぎていることを表す。「―保護」
(2)〔化〕 同一元素を含む類似の化合物のうち,中心元素の原子数が,基準となるものより多いことを表す。酸素を含む酸(オキソ酸)では,中心原子の酸化数が基準となるものより多いことを表す。「―酸化物」「―塩素酸」「―マンガン酸」
か【
】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【
】
「
紋(カモン)」に同じ。


か【課】🔗⭐🔉
か クワ [1] 【課】
(1)役所や会社などの組織上の小区分。普通,局・部より下で係より上。
(2)教科書などの一区切り。章。「来週から次の―に入る」
か【夏】🔗⭐🔉
か 【夏】
(1)伝説的な中国最古の王朝。治水に功績のあった禹(ウ)が,舜(シユン)の禅譲をうけ王位についた。以後世襲により一七代続き,暴君桀(ケツ)の時,殷(イン)の湯王に滅ぼされたという。夏殷周三代と並称。
(2)五胡十六国の一(407-431)。匈奴の赫連勃勃(カクレンボツボツ)が建国,関中を支配したが,北魏に滅ぼされた。
か【彼】🔗⭐🔉
か [1] 【彼】 (代)
(1)不定称の指示代名詞。「なに」と対応して用いて,物事を漠然とさし示す。「なにや―やと物いりが多い」「なんとも―とも申し訳ないことでございます」
(2)遠称の指示代名詞。話し手や聞き手からともに離れた物や人をさし示す。かれ。あれ。「思へども人目つつみの高ければ―はと見ながらえこそ渡らね/古今(恋三)」「―の木の道の匠(タクミ)の造れるうつくしき器物も古代の姿こそをかしと見ゆれ/徒然 22」
か🔗⭐🔉
か (副)
〔多く「かく」と対で用いられる〕
あのように。「宇奈比川清き瀬ごとに鵜川立ち―行きかく行き/万葉 3991」
か🔗⭐🔉
か
■一■ (副助)
種々の語・語句に付く。
(1)不確かな気持ちを表す。「なんのこと―さっぱりわからない」「なんだ―おかしいぞ」
(2)疑いの気持ちを添えて,推量する時に用いる。「…かもしれない」の形をとることがある。「気のせい―少し寒くなった」「彼の話は本当―もしれない」
■二■ (係助)
種々の語・語句に付いて,文末の述語を連体形で結ぶ。普通,上に疑問語がくる。
(1)疑い・問いかけの気持ちを表す。「いかに思ひて―,なんぢら難(カタ)きものと申すべき/竹取」
(2)不定の気持ちを表す。「いづれの御時に―,女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に/源氏(桐壺)」
(3)反語の気持ちを表す。「かは」「かも」となることが多い。「世の中はなに―つねなる/古今(雑下)」「鳶(トビ)のゐたらんは,何―は苦しかるべき/徒然 10」
■三■ (並立助)
体言や用言,その他の語に付く。いくつかのものを並べあげて,そのうちの一つを選ばせたり,そのいずれともはっきりしないさまを述べたりするのに用いる。
(1)「…か…か」の形で用いられる。「 A ― B ―,まだ決まっていない」「生―死―,それが問題だ」「やる―どう―,はっきりしろ」
(2)「…か…」の形で用いられる。「私も以前一度―二度聞いたことがある」
■四■ (終助)
文末にある種々の語に付く。古語では活用する語の場合その連体形に付く。
(1)疑い・問いかけの気持ちを表す。「なぜ人間は死ぬのでしょう―」「あなたはどなたです―」
(2)確かめの気持ちを表す。「いい―,しっかりやれよ」「どうしても行くの―」
(3)反語を表す。「う」「よう」を受けることが多い。「果たしてそれが真実といえよう―」「誰がそんなことする―い」
(4)反駁(ハンバク)する気持ちを表す。「本当にそうでしょう―」
(5)相手をなじる気持ちを表す。「そんなことをする人があります―」「人のいうことがわからないの―」
(6)念を押す気持ちを添える。「…ではないか」の形をとることが多い。「早く起きなさいといったではない―」
(7)誘い・依頼の気持ちを表す。「う」「よう」「ない」などを受ける。「コーヒーでも飲もう―」「やってみようじゃない―」
(8)遠回しに命令する気持ちを表す。「…たらどうか」の形をとることもある。「あれこれ考えるよりやってみたらどう―」
(9)独り合点の気持ちを表す。詠嘆・回想の気持ちが強い。「『春はあけぼの』―,いい文句だな」「そう―,失敗だったの―」
(10)願望を表す。「…ないかな」の形をとることが多い。「早く休みにならない―なあ」
(11)詠嘆の気持ちを表す。多く,係助詞「も」と併用される。「白露を珠(タマ)にもぬける春の柳―/古今(春上)」
(12)願望を表す。「てしか」「ぬか」「もが」などの形をとる。
→てしか
→もが
→ぬか
〔「か」は古くは係助詞であった。その文中における用法は中世前期以後,次第に係りとしての性格を失っていき,中世後期以降副助詞としての用法が一般となる。また文末における用法は,係助詞「や」の衰退に伴い,終助詞としての用法が広く行われるようになった。並立助詞は近世江戸語以降の用法〕
か🔗⭐🔉
か (接頭)
主として形容詞に付いて,語調を整え意味を強める。「―弱い」「―細い」
か🔗⭐🔉
か (接尾)
状態・性質を表す語または造語成分に付いて,そのような状態・性質であることを表す。多くさらにその下に「に」または「だ(なり)」を伴って,副詞または形容動詞として用いられる。「おろ―」「しず―」「いささ―」など。
か【日】🔗⭐🔉
か 【日】 (接尾)
助数詞。和語の数詞に付いて,日数を数えるのに用いる。
(1)月の何番目の日であるかを示す。「今月の九(ココノ)―は日曜日です」
(2)何日間かという日数を示す。「三(ミツ)―かかる」「あと十(トオ)―待て」
(3)〔「夜(ヨ)」に対する〕
「昼」の数を示す。「三―三晩」「夜には九夜(ココノヨ)日にはとを―を/古事記(中)」
か【下】🔗⭐🔉
か 【下】 (接尾)
名詞に付いて,そういう状態の中にいる,そういう環境のもとであるなどの意を表す。「インフレ―の日本経済」「支配―」「占領―」
か【価】🔗⭐🔉
か 【価】 (接尾)
助数詞。原子価・イオン価,酸の塩基度あるいは塩基の酸度,アルコール分子中の水酸基の数などを表す。「一―のイオン」
か【荷】🔗⭐🔉
か 【荷】 (接尾)
助数詞。(一人が肩でかつぐほどの量の)荷物を数えるのに用いる。「酒樽三―」
〔天秤棒でかつぐ二つの荷物を一組とし,それを一荷と称したことに由来する〕
か【箇・個・个】🔗⭐🔉
か 【箇・個・个】 (接尾)
助数詞。漢語の数詞に付いて,物事を数えるのに用いる。普通,さらに漢語の名詞に続いて用いられる。「三―月」「五―条」
〔「个」の代わりに片仮名「ケ」も用いられる〕
か【顆】🔗⭐🔉
か クワ 【顆】 (接尾)
助数詞。玉・果実など,粒になったものを数えるのに用いる。「一―のルビー」「半―のミカン」
か【香】(和英)🔗⭐🔉
か【香】
⇒匂(にお)い.
か【可】(和英)🔗⭐🔉
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