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あるじ【主】🔗🔉

あるじ [1] 【主】 (1)一家の長。家や店などの長。主人。 (2)一国の長。主君。「一国一城の―」 (3)客を招いた人。また,主人として客をもてなすこと。あるじもうけ。 ⇔客 「この―(=主人)の,また―(=モテナシ)のよきをみるに/土左」

あろじ【主】🔗🔉

あろじ 【主】 その家の主。主人。あるじ。「はしきよし今日の―は磯松の常に居まさね/万葉 4498」

おも【主・重】🔗🔉

おも [1] 【主・重】 ■一■ (形動)[文]ナリ いろいろあるなかで中心をなすこと。主要であること。第一である・こと(さま)。 →おもな →おもに ■二■ (名) 〔普通「オモ」と書く〕 (1)能・狂言で,シテの別名。 (2)「おもあど」の略。

しゅ【主】🔗🔉

しゅ [1] 【主】 (1)自分が仕え従う人。あるじ。主人。しゅう。 (2)国家・団体・家などのかしら。 (3)中心となること。また,その物事。おも。 ⇔従 「若い人が―になる」「勉強よりも遊びの方が―だ」 (4)キリスト教で,神またはキリストをいう。 →主たる(連体) →主として(副)

しゅう【主】🔗🔉

しゅう 【主】 〔「しゅ(主)」の転〕 主人。主君。「ありがたきもの。…―そしらぬ従者/枕草子 75」

す【主】🔗🔉

【主】 (接尾) 人の名または人を表す名詞に付いて,軽い敬意や親愛の気持ちを表すのに用いる。「ああ,これ太夫―,待つて貰はう/歌舞伎・韓人漢文」

にし【主】🔗🔉

にし [1] 【主】 (代) 〔「ぬし」の転〕 二人称。おまえ。きさま。「次郎やい,―が馬(オマ)あ,誰(ダ)が馬だ/滑稽本・膝栗毛 2」

ぬし【主】🔗🔉

ぬし [1] 【主】 ■一■ (名) (1)一家の主人。あるじ。「世帯―」 (2)所有者。「持ち―」「地―」「株―」 (3)動作,または動作の結果生じた事柄の主体。また,その当人。「落とし―」「拾い―」「声の―」 (4)山・沼・森などに古くから住み,あたりを支配していると考えられている大きな動物。また,一つの職場・場所などに古くからいる人をたとえていう。「森の―」「沼の―の大なまず」「学校の―」 (5)亭主。おっと。「―ある身に,此やうな無作法は覚悟なうてはならぬはず/浄瑠璃・卯月の紅葉(中)」 (6)ある土地や集団・社会などを支配し,つかさどる人。「時頼朝臣の子,時宗といふぞ相模守,世の中はからふ―なりける/増鏡(草枕)」 (7)自分の仕える人。主人。「我(ア)が―のみ魂賜ひて春さらば奈良の都に召上(サ)げたまはね/万葉 882」 (8)(「…のぬし」の形で)人名などの下に付けて,敬称として用いる。「仲麻呂の―/土左」 ■二■ (代) (1)二人称。(ア)敬意をもって相手をさす。もっとも,尊敬の度はさほど高くなく,同輩以下の者に対して用いることが多い。あなた。「―は,その御時の母后の宮の御方のめしつかひ,高名の大宅世次とぞいひ侍りしかしな/大鏡(序)」(イ)近世,女性から夫・恋人など特定の男性を親愛の意をこめていう。また,遊女が客に対していうのにも用いる。あなた。「―のやうなものをとめ申すもんでおざんすか/洒落本・遊子方言」 (2)三人称。近世,遊女が客のことを親愛の意をこめていうのに用いる。あの方。「―の名をおしりなんせんか。番町さんと申しやす/洒落本・遊子方言」

のし【主】🔗🔉

のし 【主】 (代) 〔「ぬし」の転〕 二人称。同等またはそれ以下の相手をさしていう。おまえ。「ひやあ,―やあ,うへのの長太ぢやないか/滑稽本・膝栗毛 5」

あるじ【主】(和英)🔗🔉

あるじ【主】 the head of a family;→英和 a master (男);→英和 a mistress (女);→英和 one's husband (夫);the proprietor (店の);→英和 [旅館の]a landlord[landlady (女)].→英和

しゅ【主】(和英)🔗🔉

しゅ【主】 (1) one's master (主人);a chief (首領);→英和 one's lord.(2)[主要]the principal part.(3)[神]the Lord.〜たる chief;principal;→英和 main.→英和 〜として chiefly;mainly;→英和 largely.→英和

ぬし【主】(和英)🔗🔉

ぬし【主】 a master (主人);→英和 [持主]an owner;→英和 a proprietor;→英和 a spirit (池などの).→英和

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