複数辞典一括検索+

きょく【曲】🔗🔉

きょく [0][1] 【曲】 (1)音楽や歌謡の調子やふし。また,音楽や歌謡の一作品。「悲しい―が聞こえる」「ピアノ―」 (2)正しくないこと。まちがっていること。 ⇔直 「面目ないとは思つても…―彼に在りと云ふ心持があつた/雁(鴎外)」 (3) [0][2] いろいろと変化する面白みやうまみ。 (4)軽業・手品などの曲芸。「―ヲツクス/日葡」 (5)漢詩の一体。思うことをくわしく述べるもの。

くせ【曲】🔗🔉

くせ [2] 【曲】 〔「癖(クセ)」と同源〕 (1)(普通「クセ」と書く)能で,一曲の中心的な部分。先行芸能である曲舞(クセマイ)をとりいれ,一曲の舞いどころ,聞かせどころとしたもの。 →舞曲(マイグセ) →居曲(イグセ) (2)名詞の上に付いて,正しくないこと,まっとうでない意を表す。「―者」「―事」

くま【隈・曲・阿】🔗🔉

くま [2] 【隈・曲・阿】 (1)(川や道などの)折れ曲がって入りくんだ所。「川の―」「道の―」 (2)奥まったすみの所。物かげの暗い所。「停車場(ステエシヨン)前の夜の―に/歌行灯(鏡花)」 (3)濃い色と薄い色,光と陰などの接する部分。また,濃い色や陰の部分。陰翳(インエイ)。「徹夜で,眼の下に―ができた」 (4)心の中の暗い部分。心中に隠していること。秘密。「まして心に―ある事/源氏(薄雲)」 (5)「隈取り{(2)}」に同じ。 (6)「隈取り{(3)}」に同じ。 (7)片田舎。へんぴな所。「山里めいたる―などに,おのづから侍るべかめり/源氏(橋姫)」 (8)(打ち消しの語を伴って)欠けているところ。「思ひ残せる―もなし/平家 10」

み【曲・回】🔗🔉

【曲・回】 〔動詞「みる(廻)」の連用形から〕 山・川・海岸線などの折れ曲がった所。他の語と複合して用いられる。「浦み」「里み」など。「石見(イワミ)の海角の浦―を/万葉 131」

わ【曲・回】🔗🔉

【曲・回】 山裾・川・海岸などの湾曲した所。多く「河」「浦」などの名詞の下に付いて複合語として用いられる。「峰の―のむら草がくれ/永久百首」「広瀬の河―に祭はしむ/日本書紀(天武訓)」「浦―の浪をかこちても/新古今(羇旅)」

わだ【曲】🔗🔉

わだ 【曲】 (1)地形の湾曲している所。「楽浪(ササナミ)の志賀の大―淀むとも/万葉 31」 (2)形の曲がりくねっていること。「七―にまがれる玉の緒をぬきて/枕草子 244」

きょく【曲】(和英)🔗🔉

きょく【曲】 a tune (音曲);→英和 a melody.→英和 〜がない be uninteresting.

大辞林で完全一致するの検索結果 1-7