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へ【辺・方】🔗🔉

【辺・方】 ■一■ [1] (名) 〔濁音化して「べ」とも〕 (1)ほとり。あたり。「大君の―にこそ死なめ顧みはせじと言立て/万葉 4094」 (2)海辺。海の岸に近い所。沖に対していう。「沖辺行き―に行き今や妹がため/万葉 625」 ■二■ (接尾) 〔普通「え」と発音され,また,濁音化して「べ」ともなる〕 ⇒べ(接尾) ⇒え(接尾)

べ【辺・方】🔗🔉

【辺・方】 (接尾) 〔名詞「へ(辺・方)」から〕 名詞に付いて,そのあたり,そのそば,そのへん,また,その頃などの意を表す。「海―」「水―」「春―」「夕―」

へた【端・辺】🔗🔉

へた 【端・辺】 はし。へり。また,波うちぎわ。「近江の海―は人知る沖つ波君をおきては知る人もなし/万葉 3027」

へち【辺・端】🔗🔉

へち [2] 【辺・端】 (1)はずれ。ふち。 (2)(釣りで)川や湖沼などのへり。また,堤防などの波打ち際。「―をねらう」

へん【辺】🔗🔉

へん [0] 【辺】 (1)場所などのおおよその見当を示す。大体そのあたり。「橋の―で追いついた」「青森―は雪らしい」 (2)事柄などを漠然と示す。「その―のいきさつは聞いていない」「その―の事情は複雑だ」 (3)おおよその程度や範囲などを示す。くらい。「成績は,まあその―だ」「今日はこの―でやめておこう」 (4) [1] 〔数〕(ア)多角形を作り上げている線分。(イ)角の頂点から出ている二つの半直線。(ウ)多面体・多面角の面と面との交線。稜(リヨウ)。 (5)〔数〕 等式・不等式で,等号または不等号の両側にある式や数。 (6)囲碁で,盤面の隅と中央を除いた盤側に平行な部分。 (7)漆液を採取するとき幹につける水平な傷。

ほとり【辺・畔】🔗🔉

ほとり [0][3] 【辺・畔】 (1)川や池などの水際。きわ。ふち。「川の―」 (2)あるもののかたわら。そば。「目の前に見え,耳の―に聞ゆるが儘なりき/即興詩人(鴎外)」「天満天神の注連の―を心細くも立離れ/平家 8」 (3)端。果て。境界。「東の夷多(サワ)に叛きて―騒き動(トヨ)む/日本書紀(景行訓)」「郷の南の―に勢多河有り/今昔 30」 (4)ある地点の周囲一帯。また,場所に関して,大体の見当を示す。「此の―近く,浄き水有る所知りたりや/今昔 16」「高嶋・塩津・貝津の道の―を/平家 7」 (5)ある人の縁につながる人。「人ひとりを思ひかしづき給はむ故は,―までも匂ふ例こそあれ/源氏(真木柱)」

あたり【辺】(和英)🔗🔉

あたり【辺】 (1)[場所]the neighborhood[vicinity];the surroundings;about.→英和 (2)[時]about.

へん【辺】(和英)🔗🔉

へん【辺】 (1)[付近]neighborhood;a part (地方).→英和 (2)[図形の]a side.→英和 この〜に in this neighborhood;near here.

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