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あき-の-こえ ―コ [1][1]-[1] 【秋の声】🔗🔉

あき-の-こえ ―コ [1][1]-[1] 【秋の声】 秋の気配。風の音,水の音,鳥の鳴き声などから受ける物寂しい秋の感じ。秋声(シユウセイ)。[季]秋。《帛を裂く琵琶の流や―/蕪村》

あき-の-しも [1][1]-[2] 【秋の霜】🔗🔉

あき-の-しも [1][1]-[2] 【秋の霜】 (1)晩秋に置く霜。秋しも。[季]秋。《手にとらば消ん涙ぞあつき―/芭蕉》 (2)白髪。「かぞふれば四十(ヨソジ)あまりの―/続拾遺(雑秋)」 (3)〔秋霜(シユウソウ)を訓読した語〕 するどい剣。鋭利な剣。「―の下に消えはてさせ給ひぬる御事は/太平記 18」

あき-の-じもく ―ヂモク 【秋の除目】🔗🔉

あき-の-じもく ―ヂモク 【秋の除目】 〔秋に行われたところからいう〕 「司召(ツカサメシ)の除目」のこと。 ⇔春の除目

あき-の-しらべ 【秋の調べ】🔗🔉

あき-の-しらべ 【秋の調べ】 雅楽の箏(ソウ)の調子の一。律の調子。平調(ヒヨウジヨウ)。「―に弾(ヒ)きならし給ふ/宇津保(楼上・下)」

あき-の-せみ [1] 【秋の蝉】🔗🔉

あき-の-せみ [1] 【秋の蝉】 (1)秋になってから鳴く蝉。秋蝉(アキゼミ)。 (2)秋になっても鳴いている蝉。[季]秋。

あき-の-そら [1][1]-[1] 【秋の空】🔗🔉

あき-の-そら [1][1]-[1] 【秋の空】 (1)「秋空(アキゾラ)」に同じ。[季]秋。《上行くと下来る雲や―/凡兆》 (2)秋の空は変わりやすいことから,人の心の変わりやすいこと,特に異性の心の変わりやすさをいう。「男心(女心)と―」

あき-の-たむらそう ―タムラサウ [1]-[0] 【秋の田村草】🔗🔉

あき-の-たむらそう ―タムラサウ [1]-[0] 【秋の田村草】 シソ科の多年草。山野に自生する。高さ60センチメートルに達する。茎は四角,葉は三〜七片の小葉から成り,鋸歯(キヨシ)がある。秋,紫色の小唇形花を花穂に層状に輪生する。紫参。 秋の田村草 [図]

あき-の-ちぎり 【秋の契り】🔗🔉

あき-の-ちぎり 【秋の契り】 (1)秋に男女が会う約束。七夕に牽牛(ケンギユウ)・織女の二星が会うことにいう。「天の川―の深ければ/続後拾遺(秋上)」 (2)〔「秋」に「飽き」の意をかけて〕 飽きてきた男女の間柄。「閨(ネヤ)の扇の色異に互ひに―とは/謡曲・夕顔」

大辞林 ページ 137947