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あめの-おしで 【天の印】🔗🔉

あめの-おしで 【天の印】 〔大空に押した「押し手」の意〕 (1)月の別名。「久方の―やこれならむ/清輔集」 (2)天の川の別名。「たなばたは―の八重霧に/散木奇歌集」

あめの-した 【天の下】🔗🔉

あめの-した 【天の下】 (1)地上の世界。天下。この世界。あめがした。「―とこやみにして,また昼夜のわきも無し/日本書紀(神代上訓)」 (2)朝廷。また,国家。「凡そ―の有する所の公民/日本書紀(孝徳訓)」 (3)(「天の下の」の形で)天下に比類がない,の意。「―の色好み,源の至といふ人/伊勢 39」

あめの-ひ 【天の火】🔗🔉

あめの-ひ 【天の火】 天から降って来る火。神火。天火。「焼き滅ぼさむ―もがも/万葉 3724」

あめの-みかど 【天の御門】🔗🔉

あめの-みかど 【天の御門】 朝廷。また,天皇の尊称。「―の近江のうねめにたまひける/古今(恋四詞)」

あめ-の-あし 【雨の脚】🔗🔉

あめ-の-あし 【雨の脚】 「あまあし(雨脚){(1)}」に同じ。「十六日,―いと心細し/蜻蛉(中)」

あめ-の-うお ―ウヲ [3] 【魚】🔗🔉

あめ-の-うお ―ウヲ [3] 【魚】 ビワマスの別名。

あめ-の-つき 【雨の月】🔗🔉

あめ-の-つき 【雨の月】 「雨月(ウゲツ)」に同じ。

あめのみや-かぜのみや 【雨の宮風の宮】 (連語)🔗🔉

あめのみや-かぜのみや 【雨の宮風の宮】 (連語) 〔伊勢神宮には雨の宮,風の宮など別宮・摂社・末社が数多くあってそれぞれ賽銭(サイセン)がいることから〕 あれやこれやと予想外に出費や手間のかかるたとえ。

あめのもり 【雨森】🔗🔉

あめのもり 【雨森】 姓氏の一。

あめのもり-ほうしゅう ―ハウシウ 【雨森芳洲】🔗🔉

あめのもり-ほうしゅう ―ハウシウ 【雨森芳洲】 (1668-1755) 江戸中期の儒学者。近江の人。名は俊良・誠清(ノブキヨ),別号に絅尚堂・橘窓とも。江戸で木下順庵に学び対馬藩に仕える。中国語・朝鮮語に通じ,朝鮮との応接に功があった。著「橘窓文集」「橘窓茶話」「交隣提醒」など。

あめ-ひと 【天人】🔗🔉

あめ-ひと 【天人】 (1)天上界の人。てんにん。あまびと。「―の妻問ふ夕(ヨイ)ぞ我も偲はむ/万葉 2090」 (2)都の人。「鄙の奴に―しかく恋ひすらば/万葉 4082」 (3)天つ神の血を引く人。大和朝廷の統治下にある者。「若し―のけぶりにあらば,来て我が上を覆へ/常陸風土記」

大辞林 ページ 138300