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あらけ-な・し 【荒けなし】 (形ク)🔗🔉

あらけ-な・し 【荒けなし】 (形ク) 〔「なし」は,はなはだしい意の接尾語〕 ひどく荒々しい。乱暴である。「もののふの―・きにとらはれて/平家 11」

あら・ける [3] 【散ける・粗ける】 (動カ下一)[文]カ下二 あら・く🔗🔉

あら・ける [3] 【散ける・粗ける】 (動カ下一)[文]カ下二 あら・く (1)離れ離れになる。散り散りになる。「あやしき少女の去りてより,程なく人々―・けぬ/うたかたの記(鴎外)」「是に―・けたる卒(イクサ)更に聚る/日本書紀(舒明訓)」 (2)道や場所をあける。また,間をあける。[日葡] (3)火や灰などをかきひろげる。「馳走ぶりに火を―・ける/多情多恨(紅葉)」

あら・げる [3] 【荒げる】 (動ガ下一)🔗🔉

あら・げる [3] 【荒げる】 (動ガ下一) あららげる。「声を―・げる」 〔本来は「あららげる」〕

あら-こ [0] 【粗粉】🔗🔉

あら-こ [0] 【粗粉】 粒のあらい微塵粉(ミジンコ)。和菓子に用いる。

あら-こ 【粗籠】🔗🔉

あら-こ 【粗籠】 編み目のあらいかご。「―に人をのぼせて釣り上げさせて/竹取」

アラゴ Dominique Franois Jean Arago🔗🔉

アラゴ Dominique Franois Jean Arago (1786-1853) フランスの物理学者・天文学者。フレネルとともに偏光実験から光が横波であることを示した。また,渦電流の実験装置「アラゴの円板」を考案。

あら-ごし [0] 【粗漉し】🔗🔉

あら-ごし [0] 【粗漉し】 (1)目のあらい漉(コ)し器でこすこと。また,そうしたもの。「―の砂」 (2)目のあらい水こし。

あら-ごと [0][2] 【荒事】🔗🔉

あら-ごと [0][2] 【荒事】 歌舞伎で勇士・鬼神の類を主役とする勇壮な狂言。「暫(シバラク)」「鳴神」など。また,その荒々しい所作。元禄(1688-1704)頃初代市川団十郎が始め,江戸歌舞伎の特色となった。 →和事(ワゴト) →実事(ジツゴト)

大辞林 ページ 138340