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あわ・てる [0] 【慌てる・周章てる】 (動タ下一)[文]タ下二 あわ・つ🔗⭐🔉
あわ・てる [0] 【慌てる・周章てる】 (動タ下一)[文]タ下二 あわ・つ
(1)思いがけないことに出くわして,落ち着きを失う。驚きうろたえる。「うそがばれそうになって―・てた」「其夜受禅ありしかば,天下なにとなう―・てたるさまなり/平家 1」
(2)ひどく急いで事をする。「―・てて帰って行った」
あわ-に アハ― (副)🔗⭐🔉
あわ-に アハ― (副)
多く。たくさん。一説に,深くの意とも。「降る雪は―な降りそ/万葉 203」
あわ-に アハ― 【淡に】 (副)🔗⭐🔉
あわ-に アハ― 【淡に】 (副)
はかなく。もろく。「薄氷―むすべるひもなれば/枕草子 90」
あわ-ばこ [2] 【泡箱】🔗⭐🔉
あわ-ばこ [2] 【泡箱】
液体中に生ずる泡によって,高速荷電粒子の飛跡を検出する装置。アメリカの物理学者グレーザー(D. A. Glaser)が発明。容器内に液体(液体水素またはフレオンなど)を加圧して閉じ込め,急に減圧して過熱状態にする。そこへ粒子が飛び込むと,液体が局所的に沸騰し,通過した道筋に泡の列ができる。これを写真に記録し,解析する。高エネルギー素粒子反応などの観測に用いる。
→霧箱
あわ-ばな アハ― [2] 【粟花】🔗⭐🔉
あわ-ばな アハ― [2] 【粟花】
オミナエシの異名。
あわび アハビ [1] 【鮑・鰒】🔗⭐🔉
あわび アハビ [1] 【鮑・鰒】
腹足綱ミミガイ科の大形巻貝の総称。殻は楕円形で殻口は広く,長径が15センチメートル以上になる。殻表は褐色,内面は真珠光沢が強い。雌雄異体。肉は美味。殻は螺鈿(ラデン)工芸,貝ボタンの材料となる。日本近海にはマダカアワビ・クロアワビ・メガイアワビ・エゾアワビの四種を産する。[季]春。
→鮑の貝の片思い
――の(貝の)片思い🔗⭐🔉
――の(貝の)片思い
アワビは殻が二枚貝の片方だけのように見えるところから,一方からだけの,相手に通じない恋をいう。磯(イソ)の鮑の片思い。
あわび-たま アハビ― 【鮑珠】🔗⭐🔉
あわび-たま アハビ― 【鮑珠】
真珠。古くはアワビからも採った。「い渡りて潜(カズ)き取るといふ―/万葉 4101」
あわび-のし アハビ― [3] 【鮑熨斗】🔗⭐🔉
あわび-のし アハビ― [3] 【鮑熨斗】
アワビの肉を干し,のばして作ったのし。祝儀に用いる。のしあわび。
大辞林 ページ 138436。