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いち-の-みや [2][3] 【一の宮】🔗🔉

いち-の-みや [2][3] 【一の宮】 (1)「一の御子(ミコ)」に同じ。「御袴着のこと,―の奉りしに劣らず…いみじうせさせ給ふ/源氏(桐壺)」 (2)平安末期から中世にかけて,民間でつけられた社格の一種。由緒正しく最も信仰のあつい神社で,その国で第一位とされたもの。武蔵国の氷川神社,下総(シモウサ)国の香取神宮など。現在,各地に地名として残る。 →一の宮(2)[表]

いちのみや 【一宮】🔗🔉

いちのみや 【一宮】 (1)愛知県北西部,濃尾平野中部の市。尾張一の宮の真清田(マスミダ)神社の門前町・市場町として発展。毛織物工業が発達し,繊維問屋が多い。 (2)愛知県南東部,宝飯(ホイ)郡の町。三河一の宮の砥鹿(トガ)神社がある。 (3)千葉県東部,長生郡の町。上総一の宮の玉前(タマサキ)神社がある。 (4)山梨県中部,東八代郡の町。甲斐一の宮の浅間(センゲン)神社がある。 (5)兵庫県西部,宍粟(シソウ)郡の町。播磨一の宮の伊和(イワ)神社がある。 (6)兵庫県淡路島西部,津名郡の町。淡路一の宮の伊弉諾(イザナギ)神宮がある。

いちのみや 【一宮】🔗🔉

いちのみや 【一宮】 姓氏の一。

いちのみや-ながつね 【一宮長常】🔗🔉

いちのみや-ながつね 【一宮長常】 (1721-1786) 江戸中期の金工家。越前の人。京で絵を石田幽亭に学ぶ。写生彫刻に秀で,江戸の横谷宗(ソウミン)に比せられた。

いち-の-もの 【一の者・一の物】🔗🔉

いち-の-もの 【一の者・一の物】 (1)(ア)最もすぐれた人。第一人者。ひとつのもの。「いみじき―ども/大鏡(伊尹)」(イ)最もすぐれた物。絶品。ひとつのもの。「古き世の―と名ある限りは/源氏(若菜上)」 (2)楽所(ガクシヨ)の勾当(コウトウ)の称。

いち-の-や [2] 【一の矢】🔗🔉

いち-の-や [2] 【一の矢】 手に持った二本の矢のうちの,先に射る方の矢。第一の矢。

いち-ば [1] 【市場・市庭】🔗🔉

いち-ば [1] 【市場・市庭】 (1)毎日または一定の日に商人が集まって商品を売買する所。生産物をもち寄って交換・売買する所。いち。「魚―」 (2)小さな店が集まって食料品・日用品などを常設的に売る所。マーケット。

大辞林 ページ 138806