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うそ-や・ぐ (動ガ四)🔗🔉

うそ-や・ぐ (動ガ四) 〔「うぞやく」とも〕 (多く「鼻うそやぐ」の形で)おかしくて鼻がむずむずする。または,得意な気持ちになって,笑いがこみあげてくる。「佐殿(スケドノ)鼻―・ぎて思はれけれども/盛衰記 19」

うそん 【烏孫】🔗🔉

うそん 【烏孫】 古代,天山山脈北方にいた遊牧民族。前漢の武帝は匈奴(キヨウド)挟撃のため張騫(チヨウケン)を派遣してこれと結んだ。五世紀後半,柔然(ジユウゼン)の攻撃をうけてパミール西方に移り衰えた。

うた [2] 【歌・唄・詩】🔗🔉

うた [2] 【歌・唄・詩】 (1)言葉に旋律やリズムをつけて,声に出すもの。また,その言葉。《歌・唄》「―を歌う」「はやり―」 (2)和歌。特に,短歌。《歌》「―を詠む」 (3)近代・現代の詩。《詩》「初恋の―」

――と読み🔗🔉

――と読み 〔歌ガルタと読みガルタとがあることから〕 (1)物事には表と裏があり,一長一短がある。「屋根舟に簾(スダレ)おろして―/柳多留拾遺」 (2)損得を考えて,得のある方につくこと。勘定づく。「公家衆のいます都はおのづから喧嘩やめるも―なり/滑稽本・膝栗毛 6」

――にばかり歌・う🔗🔉

――にばかり歌・う 言っただけで一向に実現しないこと。

――は世につれ世は歌につれ🔗🔉

――は世につれ世は歌につれ ある時代によく歌われる歌は,その時代の世情を反映しているものだ,という意。

うだ 【宇多】🔗🔉

うだ 【宇多】 京都市右京区北東部一帯の地名。同区宇多野の地は,平安時代以降,禁裏御料の狩猟地。

うだ 【宇陀】🔗🔉

うだ 【宇陀】 奈良県東部,宇陀郡一帯の地名。大宇陀町一帯の丘陵地帯は「宇陀の(大)野」と呼ばれ,奈良遷都以前,朝廷の狩猟地だった。((歌枕))「けころもを時かたまけて出でましし―の大野は思ほえむかも/万葉 191」

うた-あわせ ―アハセ [3] 【歌合】🔗🔉

うた-あわせ ―アハセ [3] 【歌合】 歌を詠む人が集まって左右に分かれ,一定の題で双方から出した歌を順次つがえて一番ごとに優劣を競う遊び。平安初期に発生し多分に社交的・遊戯的であったが,平安後期頃から歌人の力量を競う真剣なものとなり,歌風・歌論に大きな影響を与えた。左右に分かれる参加者を方人(カタウド),優劣の判定を下す人を判者(ハンジヤ),その判定の語を判詞(ハンシ)((ハンジ))という。うたくらべ。

大辞林 ページ 139336