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うよ-ねはん [3] 【有余涅槃】🔗🔉

うよ-ねはん [3] 【有余涅槃】 〔仏〕 煩悩は断滅したが,肉身が存在する段階の涅槃。有余依(ウヨエ)涅槃。 ⇔無余涅槃

うら 【心】🔗🔉

うら 【心】 〔表に対する裏,外面に現れない内部の意〕 (1)こころ。心のうち。 →うらも無し (2)形容詞・動詞の上に付いて,複合語をつくり,心の中で,心から,などの意を表す。「―さびし」「―がなし」「―まつ」

――も無・し🔗🔉

――も無・し (1)心のへだてがない。「―・くなつかしきものから,うち解けて/源氏(若菜上)」 (2)無心だ。屈託がない。「夜も―・ううちふして寝入りたるほどに/蜻蛉(下)」 (3)無遠慮である。「―・くたはぶるれば/蜻蛉(中)」

うら 【占】🔗🔉

うら 【占】 〔「心(ウラ)」と同源か〕 形や前兆によって神意を知り,事の成否や吉凶を判断すること。うらない。「夕卜(ユウケ)にも―にも告(ノ)れる/万葉 2613」

うら 【末】🔗🔉

うら 【末】 (1)枝先。こずえ。うれ。「小里なる花橘を引きよぢて折らむとすれど―若みこそ/万葉 3574」 (2)先端。はし。すえ。「―筈(ハズ)」「―成り」

うら [2] 【浦】🔗🔉

うら [2] 【浦】 〔「裏」と同源〕 (1)海などの,比較的小さな湾入部。入り江。「田子の―」 (2)海岸。湖岸。浜辺。 (3)海岸沿いの,半農半漁の村。「―百姓」

うら [2] 【裏】🔗🔉

うら [2] 【裏】 (1)表面と反対の面。下または陰になって見えない部分。 ⇔表 「小切手の―に署名する」 (2)前面・正面の反対側。うしろ。 ⇔表 「―の出口」「―の家」 (3)衣服・袋物などの内側に付ける布。 ⇔表 「―はキュプラだ」 (4)相手の予想や世間の常識の反対。逆。 (5)表面には現れない隠された内部の事情。内情。 ⇔表 「彼の発言には―がある」 (6)公正なやり方ではないこと。「―から手を回す」 (7)正式ではないこと。 ⇔表 「―芸」 (8)野球で,後攻チームの攻撃するイニング。 ⇔表 (9)裏付け。証拠。 (10)〔論〕 〔reverse〕 命題「 ならば である」に対して,その前件と後件の両方を否定した命題「 でなければ でない」をいう。ある命題が真であっても,その裏は必ずしも真ではない。 →逆 →対偶 (11)遊女を揚げるとき,初会の次,すなわち二度目。 (12)連歌・俳諧で,懐紙の裏側のこと。 ⇔表 (13)「裏千家」の略。

大辞林 ページ 139499