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うら-み 【浦回・浦廻】🔗🔉

うら-み 【浦回・浦廻】 (1)海岸の湾曲して入りくんだ所。「石見(イワミ)の海角(ツノ)の―を/万葉 131」 (2)湾の岸辺に沿って行くこと。「藤波を仮廬(カリホ)に造り―する/万葉 4202」

うら-み 【浦見】🔗🔉

うら-み 【浦見】 浦を見ること。多くは「恨み」にかけて用いる。「浜千鳥あとのとまりをたづぬとて行くへも知らぬ―をやせむ/蜻蛉(上)」

うらみ-がまし・い [6] 【恨みがましい・怨みがましい】 (形)[文]シク うらみがま・し🔗🔉

うらみ-がまし・い [6] 【恨みがましい・怨みがましい】 (形)[文]シク うらみがま・し うらんでいる様子である。「―・い顔つき」 [派生] ――げ(形動)

うら-みごろ [3] 【裏身頃】🔗🔉

うら-みごろ [3] 【裏身頃】 裏付きの衣服の身頃で裏となるもの。 ⇔表身頃

うら-みち [0][2] 【裏道】🔗🔉

うら-みち [0][2] 【裏道】 (1)本道以外の道。抜け道。間道。「―づたい」 (2)裏口に通じる道。 (3)正しくない方法。 (4)苦労の多い人生。「人生の―を歩む」

うらみのすけ 【恨之介】🔗🔉

うらみのすけ 【恨之介】 仮名草子。二巻。作者未詳。慶長年間(1596-1615)成立。関東の武士,葛の恨之介と木村常陸介の遺子,雪の前との悲恋物語。

うら・みる 【恨みる】 (動マ上一)🔗🔉

うら・みる 【恨みる】 (動マ上一) 「うらむ」に同じ。「昇に―・みられる覚えは更にない/浮雲(四迷)」「此間少将さんに大に―・みられました/洒落本・曾我糠袋」 →うらむ

うら・む [2] 【恨む・怨む】🔗🔉

うら・む [2] 【恨む・怨む】 ■一■ (動マ五[四]) (1)人から不利益を受けた,としてその人に対する不満や不快感を心に抱き続ける。「招待されなかったのを―・んでいた」 (2)(「憾む」とも書く)思い通り,あるいは理想通りにならないことを残念に思う。「自らの不勉強を―・む」 (3)不満や嘆きを人に訴える。うらみ言を言う。「松島は笑ふが如く,象潟は―・むがごとし/奥の細道」 (4)復讐(フクシユウ)する。うらみを晴らす。「一太刀―・む」 ■二■ (動マ上二) {■一■}に同じ。「褻(ナ)るる身を―・むるよりは松島のあまの衣にたちやかへまし/源氏(夕霧)」「あはれといふ人もあらば,それをも―・みむ/大鏡(伊尹)」「世ヲ―・ムル/日葡」 〔古くは上二段活用。近世以降四段化したが,まれに上一段に活用した例も見られる。なお,上代には上一段活用であったとする説もある〕 →うらみる [可能] うらめる

大辞林 ページ 139519