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おおとも オホトモ 【大伴】🔗🔉

おおとも オホトモ 【大伴】 古代,現在の大阪から堺にかけての湾岸地帯をいった語。大和朝廷の船着場(御津(ミツ))もこの辺りにあった。

おおとも-の オホトモ― 【大伴の】 (枕詞)🔗🔉

おおとも-の オホトモ― 【大伴の】 (枕詞) 地名「大伴の御津(ミツ)」から「見つ」にかかる。「―見つとは言はじあかねさし照れる月夜(ツクヨ)にただに逢へりとも/万葉 565」

おおとも オホトモ 【大伴】🔗🔉

おおとも オホトモ 【大伴】 姓氏の一。古代の中央豪族。軍事をつかさどり,大和朝廷では大連(オオムラジ)の地位にあった。壬申(ジンシン)の乱に戦功があり,奈良時代にも名門貴族として朝政に加わったが,次第に藤原氏におされた。のち伴宿禰(トモノスクネ)と改姓。応天門の変ののち急速に衰えた。

おおとも-の-おおえまる オホトモ―オホエマル 【大伴大江丸】🔗🔉

おおとも-の-おおえまる オホトモ―オホエマル 【大伴大江丸】 (1722-1805) 江戸中・後期の俳人。本名,安井政胤。別号,旧国(フルクニ)など。大坂の飛脚問屋。蓼太(リヨウタ)門で遊俳の代表的人物。句風は軽妙洒脱。著「俳懺悔」「秋存分」など。

おおとも-の-かなむら オホトモ― 【大伴金村】🔗🔉

おおとも-の-かなむら オホトモ― 【大伴金村】 大和朝廷の実力者。武烈から欽明に至る五朝の大連(オオムラジ)。継体天皇を擁立し大伴氏全盛期をもたらしたが,対韓政策の失政を物部尾輿(オコシ)に弾劾され,失脚。生没年未詳。

おおとも-の-さかのうえのいらつめ オホトモ―サカノウヘノイラツメ 【大伴坂上郎女】🔗🔉

おおとも-の-さかのうえのいらつめ オホトモ―サカノウヘノイラツメ 【大伴坂上郎女】 奈良前期の女流歌人。安麻呂の女(ムスメ)。旅人の妹。家持の叔母。穂積皇子,次いで藤原麻呂に嫁す。のち大伴宿奈麻呂に嫁し坂上大嬢(オオイラツメ)を生む。万葉集に多く歌がみえ,才気豊かな歌風で知られる。生没年未詳。

おおとも-の-たびと オホトモ― 【大伴旅人】🔗🔉

おおとも-の-たびと オホトモ― 【大伴旅人】 (665-731) 奈良前期の歌人。安麻呂の長男。家持の父。728年頃大宰帥(ダザイノソツ)として下向,二年後大納言となり帰京。万葉集所収の歌は,主に大宰帥在任中のもので,山上憶良らと歌壇を形成した。率直な抒情的歌風で知られ,道教的思想の影響を受けたものも多い。

大辞林 ページ 140071