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おきな-き [3] 【翁忌】🔗🔉

おきな-き [3] 【翁忌】 松尾芭蕉の忌日。陰暦一〇月一二日。芭蕉忌。桃青忌。時雨(シグレ)忌。翁の忌。[季]冬。

おきな-ぐさ [3] 【翁草】🔗🔉

おきな-ぐさ [3] 【翁草】 (1)キンポウゲ科の多年草。日当たりのよい山地に自生。全体に白毛が密生する。葉は根生し,羽状複葉。春,高さ20センチメートル内外の花茎上に鐘状の花を一個下向きにつける。萼片(ガクヘン)は花弁状で外面は白い絹毛が密生,内面は暗紫褐色。和名は,花後,羽毛状にのびた白色の花柱を老人の白髪にみたてたもの。根を乾かしたものを白頭翁(ハクトウオウ)とよび漢方薬とする。 (2)キクの異名。「―二百十日も恙なし(蔦雫)/続猿蓑」 (3)マツの異名。 (4)書名(別項参照)。 翁草(1) [図]

おきな-ごうし ―ガウ― [4] 【翁格子】🔗🔉

おきな-ごうし ―ガウ― [4] 【翁格子】 太い格子の中に,さらに細い格子を交差させた格子縞。

おきな-ごと 【翁言】🔗🔉

おきな-ごと 【翁言】 老人の言うような言葉。年寄りじみた物言い。「いとけざやかなる―憎く侍り/源氏(蜻蛉)」

おきな-じるこ [4] 【翁汁粉】🔗🔉

おきな-じるこ [4] 【翁汁粉】 白餡(アン)を使い,きび餅・白玉・葛(クズ)すいとんなどを入れた汁粉。

おきな-びと 【翁人】🔗🔉

おきな-びと 【翁人】 年とった男。老人。「―ひとり/土左」

おきな-やき [0] 【翁焼(き)】🔗🔉

おきな-やき [0] 【翁焼(き)】 鯛(タイ)の切り身を味醂(ミリン)で溶かした白味噌に漬けておき,焼いたのち再び味噌をつけて軽くあぶったもの。

おきな-ゆり [3] 【翁百合】🔗🔉

おきな-ゆり [3] 【翁百合】 カノコユリの別名。

おきな 【翁】🔗🔉

おきな 【翁】 能の一。翁・千歳(センザイ)・三番叟(サンバソウ)の三役による祭儀的な歌舞で構成され,天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を寿(コトホ)ぐ。古来神聖な曲として他の曲と別種に扱われ,現在でも特別に儀礼的な演能には,脇能物の前に付けて最初に演じられる。種々の秘事口伝があり,演者は別火精進などして役に臨む。翁役は白色尉(ハクシキジヨウ)という白い翁面,三番叟役は黒色尉(コクシキジヨウ)という黒い翁面をつける。式三番(シキサンバ)。 翁 [図]

大辞林 ページ 140163