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おっ-かじ・める [5] (動マ下一)🔗🔉

おっ-かじ・める [5] (動マ下一) 〔近世江戸語〕 (1)おしちぢめる。「そうしてはのびると餅を―・め/雑俳・川柳評万句合」 (2)いためつける。やっつける。「やぶれかぶれで名代を―・め/柳多留 35」

おつ-かつ [3][2] 【乙甲】 (形動)🔗🔉

おつ-かつ [3][2] 【乙甲】 (形動) 「おっつかっつ」に同じ。「あの人もお前と―の年だろう」

おっかな・い [4] (形)🔗🔉

おっかな・い [4] (形) 恐ろしい。こわい。「夜道は―・い」「―・い顔」 〔形容詞「おおけなし」の転か〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])

おっかな-びっくり [5] (副)🔗🔉

おっかな-びっくり [5] (副) こわがってびくびくしながら物事をするさま。こわごわ。おそるおそる。「―ライオンの檻に近づく」

おっ-かぶさ・る [5] 【押っ被さる】 (動ラ五[四])🔗🔉

おっ-かぶさ・る [5] 【押っ被さる】 (動ラ五[四]) 「かぶさる」を強めていう語。

おっ-かぶせ [0] 【押っ被せ】🔗🔉

おっ-かぶせ [0] 【押っ被せ】 (1)いいがかりをつけて無理に押しつけること。「丸太島で他国の人とみると―にかかる/西洋道中膝栗毛(魯文)」 (2)にせ物。まがい物。「太平記の―,名づけて通人講釈といふ/洒落本・弁蒙通人講釈」

おっ-かぶ・せる [5] 【押っ被せる】 (動サ下一)[文]サ下二 おつかぶ・す🔗🔉

おっ-かぶ・せる [5] 【押っ被せる】 (動サ下一)[文]サ下二 おつかぶ・す (1)勢いよくかぶせる。 (2)(責任や罪を)他人に負わせる。なすりつける。「責任を人に―・せる」 (3)相手の発言をさえぎるように,高圧的に物を言う。「しやば中に借りは無いぞと―・せ/柳多留 8」 (4)だます。ごまかす。「―・せられたといはにやつり合はず/柳多留 21」

オッカム William of Ockham🔗🔉

オッカム William of Ockham (1285頃-1349頃) 〔没年は1347年とも〕 イギリスのスコラ哲学者・神学者。唯名論的論理学を基盤に認識論等を展開,神に関する多くのことは論証によって知られることではなく,ただ信じられることだとした。フランシスコ会の同志とともに教皇を批判。

オッカム-の-かみそり 【―の剃刀】🔗🔉

オッカム-の-かみそり 【―の剃刀】 〔哲〕 〔Ockham's razor〕 存在は必然性なしに増加されてはならないという原則。より広範囲の事象を説明できる,より単純な理論がよりよいとする考え方。思考経済の原則。オッカムが論理的思考として多用したことにちなむ。

大辞林 ページ 140306