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おどろ-の-みち 【棘の路】🔗🔉

おどろ-の-みち 【棘の路】 〔「棘路(キヨクロ)」の訓読み〕 (1)草木の乱れ生えている道。「かすがのの―の埋(ムモレ)水/新古今(神祇)」 (2)公卿の異名。「位山―も程遠し/新拾遺(雑上)」

おとろ・う オトロフ 【衰ふ】 (動ハ下二)🔗🔉

おとろ・う オトロフ 【衰ふ】 (動ハ下二) ⇒おとろえる

おとろえ オトロヘ [0][3] 【衰え】🔗🔉

おとろえ オトロヘ [0][3] 【衰え】 勢いが弱くなること。おとろえること。衰微。「体力の―を感じる」

おとろ・える オトロヘル [4][3] 【衰える】 (動ア下一)[文]ハ下二 おとろ・ふ🔗🔉

おとろ・える オトロヘル [4][3] 【衰える】 (動ア下一)[文]ハ下二 おとろ・ふ 〔「おとる」に接尾語「ふ」の付いた「おとらふ」の転〕 (1)勢いが弱くなる。盛んでなくなる。「体力が―・える」「火勢が―・える」「容色が―・える」 (2)おちぶれる。「―・へたる家に藤の花植ゑたる人/伊勢 80」

おどろおどろ-し・い [7] (形)[文]シク おどろおどろ・し🔗🔉

おどろおどろ-し・い [7] (形)[文]シク おどろおどろ・し (1)いかにも恐ろしい。気味が悪い。異様だ。「―・い物音」 (2)ぎょうぎょうしい。おおげさだ。「―・しく二十人の人のぼりて侍れば/竹取」 (3)はなはだしい。「―・しき御悩みにはあらで/源氏(賢木)」 [派生] ――さ(名)

おどろかし 【驚かし】🔗🔉

おどろかし 【驚かし】 〔動詞「驚かす」の連用形から〕 「おどし(脅){(2)}」に同じ。「小山田の―にも来ざりしを/後撰(雑一)」

おどろか・し 【驚かし】 (形シク)🔗🔉

おどろか・し 【驚かし】 (形シク) 〔動詞「驚く」の形容詞化〕 驚くべきさまである。気味が悪い。「御門,琴ども試み給ふに,―・しき声出で来(ク)/宇津保(俊蔭)」

おどろか・す [4] 【驚かす】 (動サ五[四])🔗🔉

おどろか・す [4] 【驚かす】 (動サ五[四]) (1)驚くようにする。強い衝撃を与えて,心を動揺させる。「世間を―・した事件」「耳目(ジモク)を―・す」 (2)注意する。気がつくようにする。「明け果てぬさきにと,人々しはぶき―・し聞ゆ(=咳ヲシテオ知ラセ申シアゲル)/源氏(浮舟)」 (3)目をさまさせる。おこす。「寝たる人を心なく―・すものか/紫式部日記」 (4)(忘れたころに)たよりをする。また,訪れる。「萩の葉もさりぬべき風のたよりあるときは,―・し給ふ折もあるべし/源氏(末摘花)」 [可能] おどろかせる

大辞林 ページ 140356