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おの-の-みちかぜ ヲノ― 【小野道風】🔗🔉

おの-の-みちかぜ ヲノ― 【小野道風】 〔名は「とうふう」とも〕 (894-966) 平安中期の書家。篁(タカムラ)の孫。醍醐・朱雀・村上の三天皇に仕える。書は王羲之の書法を基として,和様書道を開拓。三蹟の一。遺墨「智証大師諡号勅書」「屏風土代」など。

おの-の-よしふる ヲノ― 【小野好古】🔗🔉

おの-の-よしふる ヲノ― 【小野好古】 (884-968) 平安中期の武将・歌人。大宰大弐。小野道風の兄。藤原純友の乱に追捕使として伊予国に赴き鎮圧した。歌は後撰集にみえる。

おの-らんざん ヲノ― 【小野蘭山】🔗🔉

おの-らんざん ヲノ― 【小野蘭山】 (1729-1810) 江戸後期の本草学者。京都生まれ。本姓,佐伯。名は職博(モトヒロ)。通称,喜内。松岡恕庵に本草学を学ぶ。薬用にとらわれず,日本産の動植鉱物を実証的かつ網羅的に研究整理し,江戸時代の本草学を大成。シーボルトにより「東洋のリンネ」と称される。 →本草綱目啓蒙(ホンゾウコウモクケイモウ)

おの 【己】 (代)🔗🔉

おの 【己】 (代) (1)反照代名詞。その人またはそのもの自身をさす語。「罪もなき人をうけへば忘れ草―が上にぞ生ふといふなる/伊勢 31」 (2)一人称。わたくし。われ。「まだ幼くて―がもとに渡り給ひにしかば/落窪 3」 〔「おのが」の形か,あるいは「おのおの」「おのづま」など複合語としてのみ用いられる〕

おの 【吁】 (感)🔗🔉

おの 【吁】 (感) 〔感動詞「あな」の転〕 驚き怪しむ意を表す語。おや。まあ。「針袋取り上げ前に置きかへさへば―とも―や裏も継ぎたり/万葉 4129」

おのあし-るい ヲノアシ― [4] 【斧足類】🔗🔉

おのあし-るい ヲノアシ― [4] 【斧足類】 軟体動物門の一綱。からだは左右相称で,二枚の外套(ガイトウ)膜がからだのほとんど全部をおおい,左右二枚の同形の貝殻をもつ。頭・触角・歯はなく,一部を除いて目もない。腹側中央部に斧形の筋肉質の運動器官をもつ。雌雄異体で卵生。砂泥中にすみ,固着性のものや,岩石・木材に穿孔するものもある。二枚貝類。ふそく類。多殻類。弁鰓(ベンサイ)類。双殻類。

大辞林 ページ 140378