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おぼし-めし [0] 【思し召し】🔗🔉

おぼし-めし [0] 【思し召し】 (1)考え・気持ちを敬っていう語。お考え。お気持ち。「神様の―」 (2)金額を払う人の考えに任せること。「見料は―で結構です」 (3)(俗な言い方で)異性にひかれる気持ち。恋心。恋情。「其女が君に―があると悟つたのは/行人(漱石)」

おぼし-め・す [4][0] 【思し召す】 (動サ五[四])🔗🔉

おぼし-め・す [4][0] 【思し召す】 (動サ五[四]) 〔「おもほしめす」の転〕 「思う」の尊敬語。 (1)お思いになる。お考えになる。「哀れと―・してお見逃し下さい」 (2)心をお向けになる。愛しなさる。「そのみこ,女を―・して/伊勢 43」 (3)心の中の動きを示す動詞の上に付けて,その動作主への尊敬の意を加える。「おぼしめしいづ」「おぼしめしたつ」「おぼしめしなげく」など。 〔古くは,天皇や上皇の言葉の中で,自らの動作に用いる場合がある。「御行水をめさばやと―・すはいかがせんずる/平家 3」〕 →おぼす

おぼし-よ・る 【思し寄る】 (動ラ四)🔗🔉

おぼし-よ・る 【思し寄る】 (動ラ四) 「おもいよる」の尊敬語。思いつかれる。「宮も…(紫上ノ)むこになどは―・らで/源氏(紅葉賀)」

おぼ・す 【思す】 (動サ四)🔗🔉

おぼ・す 【思す】 (動サ四) 〔「おもほす」の転〕 「思う」の尊敬語。 (1)お思いになる。お考えになる。「御鷹,世になく賢かりければ,になう―・して/大和 152」 (2)心をお向けになる。愛しなさる。「むかし,おほやけ―・してつかう給ふ女の,色ゆるされたるありけり/伊勢 65」 (3)心の中の動きを表す動詞の上に付けて,その動作主への尊敬の意を加える。「いかさまにせむ,と―・しまどひつつ/源氏(若菜下)」

お-ほたき 【御火焚・御火焼】🔗🔉

お-ほたき 【御火焚・御火焼】 「おひたき(御火焚)」に同じ。[季]冬。《―の幣燃えながら揚りけり/鈴鹿野風呂》

おぼ-ち 【おぼ鉤】🔗🔉

おぼ-ち 【おぼ鉤】 〔「おぼ」は,いいかげん,「ち」は釣り針の意〕 釣果のあがらないだめな釣り針。釣り針を呪っていう。おおち。「この鉤は―,すすぢ,まぢち,うるぢ/古事記(上)」

大辞林 ページ 140422