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かだ・む [2] (動マ五[四])🔗🔉

かだ・む [2] (動マ五[四]) (1)いたわる。かばう。「傷ヲ―・ム/ヘボン(三版)」 (2)惜しむ。けちけちする。「一尺切れと仰られしが…五寸―・みて切り候はず/世継物語」 (3)怠けて,物事をやめる。[日葡]

かだ・む 【む・佞む】 (動マ五[四])🔗🔉

かだ・むむ・佞む】 (動マ五[四]) 〔古くは「かたむ」〕 (1)悪事や不義をたくらむ。「詐(イツワ)り―・める心をもちて兵を発(オコ)し/続紀(天平宝字八宣命)」 (2)姦通する。「或るは他(ヒト)の妻を―・み犯し/霊異記(上訓)」

かた-むき [0][4] 【傾き】🔗🔉

かた-むき [0][4] 【傾き】 (1)かたむくこと。また,その度合。「屋根の―が急だ」 (2)物事がある方向に次第に変わっていくようす。傾向。「易(ヤス)きにつく―がある」 (3)〔数〕 平面で直線が 軸の正の方向となす角。その角を θ とするとき,tanθ をいう。方向係数。勾配。

かたむき-やま 【傾山】🔗🔉

かたむき-やま 【傾山】 大分県と宮崎県の境にある山。海抜1602メートル。西に連なる祖母(ソボ)山とともに祖母傾国定公園の中心。

かた-む・く [3] 【傾く】🔗🔉

かた-む・く [3] 【傾く】 〔「かたぶく」の転。「片向く」の意〕 ■一■ (動カ五[四]) (1)斜めになる。かしぐ。「船が左に―・く」 (2)考えや気持ちがある方面に引きつけられる。「芸術家に心が―・く」「賛成に―・く」 (3)そういう傾向をもつ。かたよる。「理論だけに―・く」「文弱に―・く」 (4)勢いが衰える。「国が―・く」「財政が―・く」 (5)太陽や月が西に沈もうとする。「日が西に―・く」 ■二■ (動カ下二) ⇒かたむける

かた-むくろ 【堅躯】🔗🔉

かた-むくろ 【堅躯】 一途に自分の意地を張り通すこと。頑固。片意地。「―の親仁(オヤジ)殿/浄瑠璃・天の網島(中)」

かた-む・ける [4] 【傾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かたむ・く🔗🔉

かた-む・ける [4] 【傾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 かたむ・く 〔「かたぶける」の転。「片向ける」の意〕 (1)斜めにする。かたむくようにする。「盆を―・ける」「首を―・ける」 (2)考えや心をある方面に向ける。他のことは考えずに,ひたすら心をその事に向けて行う。心を注ぐ。「精魂を―・ける」「愛情を―・ける」「耳を―・ける」 (3)衰えさせる。滅ぼす。「国を―・ける」「身代を―・ける」 (4)〔「杯を傾ける」の意から〕 酒の類を飲む。「一献―・ける」 (5)非難する。けなす。「たとへ卿相の位に昇るといふとも,誰か―・け申すべき/保元(中)」 [慣用] 蘊蓄(ウンチク)を―・産を―

大辞林 ページ 141217