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かたん-ちゅうてつ ―チウテツ [4] 【可鍛鋳鉄】🔗🔉

かたん-ちゅうてつ ―チウテツ [4] 【可鍛鋳鉄】 白銑鋳物として鋳造したのち,熱処理により含有炭素を脱炭または黒鉛化した鋳鉄。白心・パーライト・黒心の三種類がある。肉薄で強い鋳物ができるため,各種車両部品・電送部品などに利用される。

かち [1] 【徒歩・徒】🔗🔉

かち [1] 【徒歩・徒】 (1)乗り物を使わず歩くこと。とほ。「母御の―にて歩(アユ)ませ給ふが御痛敷候/太平記 11」 (2)陸路を行くこと。 (3)武士の身分の一。江戸時代,幕府・諸藩とも御目見得以下,騎馬を許されぬ軽輩の武士。おかち。 (4)「徒侍(カチザムライ)」の略。 (5)「徒士組(カチグミ)」の略。 〔(3)〜(5)は「徒士」とも書く〕

かち [2] 【勝ち】🔗🔉

かち [2] 【勝ち】 勝つこと。勝利。 ⇔負け 「―を譲る」「負けるが―」 →がち(接尾)

――に乗(ジヨウ)・ずる🔗🔉

――に乗(ジヨウ)・ずる 勝った勢いに乗ってさらに調子づく。かちにのる。「―・じて一気に敵の本拠に迫る」

――に乗(ノ)・る🔗🔉

――に乗(ノ)・る 「勝ちに乗(ジヨウ)ずる」に同じ。

――を制・する🔗🔉

――を制・する 勝利を得る。勝つ。

――を千里の外に決す🔗🔉

――を千里の外に決す 〔「史記(高祖本紀)」より。張良が軍師として優れていたことから〕 いながらに,計略をめぐらし,遠く離れている戦場で勝利を得させる。

――を拾・う🔗🔉

――を拾・う 思いがけなく勝つ。

かち 【褐】🔗🔉

かち 【褐】 (1)濃い藍色。かちいろ。かつ。かちん。「―の直垂(ヒタタレ)/平家 7」 →かつ(褐) (2)「褐衣(カチエ)」の略。

か-ち [1] 【価値】🔗🔉

か-ち [1] 【価値】 (1)物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」 〔幕末までは「価直(カチヨク)」が用いられた〕 (2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め,その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが,特に,真・善・美など,普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。 (3)〔経〕 商品の価格の背後にあって,それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。

大辞林 ページ 141232