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かも-ぎいち 【加茂儀一】🔗⭐🔉
かも-ぎいち 【加茂儀一】
(1899-1977) 科学史・文化史家。神戸市生まれ。東京工大教授・小樽商大学長などを歴任。著「家畜文化史」「レオナルド=ダ=ヴィンチ伝」など。
かも 【賀茂・鴨】🔗⭐🔉
かも 【賀茂・鴨】
京都市鴨川流域の上賀茂・下鴨の総称。((歌枕))「かれにける葵のみこそ悲しけれあはれとみずや―の瑞垣(ミズガキ)/新古今(恋四)」
〔多く「葵(アオイ)」とともに詠まれた〕
かも 【賀茂】🔗⭐🔉
かも 【賀茂】
姓氏の一。
かも-の-まぶち 【賀茂真淵】🔗⭐🔉
かも-の-まぶち 【賀茂真淵】
(1697-1769) 江戸中期の国学者・歌人。本姓,岡部。号,県居(アガタイ)。遠江(トオトウミ)の人。荷田春満(カダノアズママロ)に学び,のち田安宗武に仕えた。万葉集を中心に古典を広く研究し,純粋な古代精神(古道)の復活を説いた。門下に本居宣長・村田春海・加藤千蔭・荒木田久老・楫取魚彦(カトリナヒコ)らがいる。著「万葉考」「歌意考」「国意考」「冠辞考」「祝詞考」など。
かも 【賀茂・加茂】🔗⭐🔉
かも 【賀茂・加茂】
能の一。脇能(ワキノウ)物。賀茂明神に参詣(サンケイ)した神職の前に神の化身である女が現れ,神体の白羽の矢のいわれを語る。
かも 【鴨】🔗⭐🔉
かも 【鴨】
姓氏の一。
かも-の-ちょうめい ―チヤウメイ 【鴨長明】🔗⭐🔉
かも-の-ちょうめい ―チヤウメイ 【鴨長明】
(1155頃-1216) 鎌倉初期の歌人・随筆作者。下鴨神社の禰宜(ネギ)長継の次男。俗名,長明(ナガアキラ)。法名,蓮胤。和歌を俊恵に学び,和歌所寄人となる。父祖の務めた河合社(カワイシヤ)の神官を望んでかなわず,五〇歳頃出家。著「方丈記」「無名抄」「発心集」など。
かも (終助)🔗⭐🔉
かも (終助)
〔係助詞「か」に係助詞「も」の付いたものの文末用法から,一語の助詞となったもの。主として上代に用いられ,中古以降はおおむね「かな」となる〕
(1)体言,用言の連体形または已然形,シク活用形容詞の終止形などに接続する。(ア)詠嘆の気持ちを込めて,疑問の意を表す。「暁(アカトキ)の家恋しきに浦廻(ウラミ)より楫の音するは海人をとめ―/万葉 3641」「今さらに妹に逢はめやと思へ―ここだく吾が胸いぶせくあるらむ/万葉 611」「玉匣(タマクシゲ)あけば君が名立ちぬべみ夜深く来しを人見けむ―/古今(恋三)」(イ)詠嘆の気持ちを強く表す。「人ごとに折りかざしつつ遊べどもいやめづらしき梅の花―/万葉 828」「うつせみの世は常なしと知るものを秋風寒み偲(シノ)びつる―/万葉 465」「悔(クヤ)し―かく知らませばあをによし国内(クヌチ)ことごと見せましものを/万葉 797」
(2)助動詞「む」「けむ」などの已然形に接続して,反語の意を表す。「大船を舳(ヘ)ゆも艫(トモ)ゆも堅めてし許曾(コソ)の里人顕(アラワ)さめ―/万葉 3559」「歌のさまを知り,ことの心を得たらむ人は,…古(イニシエ)を仰ぎて今を恋ひざらめ―/古今(仮名序)」
(3)打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」に付いて,願望の意を表す。「吉野川行く瀬の早みしましくも淀むことなくありこせぬ―/万葉 119」
→かも(連語)
大辞林 ページ 141490。