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かわら カハラ [0] 【航・🔗🔉

かわら カハラ [0] 【航・】 和船の船首から船尾まで通した厚い船底材。西洋型の船の竜骨に相当する。敷(シキ)。丁(チヨウ)。 〔中世までは「瓦」と書き,刳船(クリブネ)式を主用したが,近世以降は平らな板材となり,船の基本となる材という意味で「」の作り字が使われた。「航」は明治以後の代用〕 →和船

かわら カハラ [0] 【瓦】🔗🔉

かわら カハラ [0] 【瓦】 〔梵 kapla から生じた語という〕 (1)粘土を一定の形に焼き固めたもの。多く屋根を葺(フ)く材料とし,また地面にも敷く。中国から寺院建築に伴って伝来した。現在ではセメント・ガラス・金属などを原料としたものもあり,和型と洋型がある。鬼瓦・丸瓦・平瓦・軒(ノキ)瓦・鐙(アブミ)瓦など。 (2)(玉に対して)価値のないもの。がらくた。 ⇔玉

かわら-いたべい カハラ― [5] 【瓦板塀】🔗🔉

かわら-いたべい カハラ― [5] 【瓦板塀】 塀の腰の部分を瓦で張り,上部を板張りにしたもの。

かわら-がま カハラ― [3] 【瓦窯】🔗🔉

かわら-がま カハラ― [3] 【瓦窯】 瓦を焼くための窯。古代では,多く丘陵の斜面を利用した登り窯であった。すえがま。

かわら-ぎょう カハラギヤウ [0] 【瓦経】🔗🔉

かわら-ぎょう カハラギヤウ [0] 【瓦経】 仏教経典の文章を瓦に刻んで焼き,土中に埋めたもの。経典を永遠に伝えようとする考えから起こった。平安末期に流行。兵庫県極楽寺などが有名。経瓦。

かわら-くぎ カハラ― [3] 【瓦釘】🔗🔉

かわら-くぎ カハラ― [3] 【瓦釘】 瓦がすべり落ちないように,瓦尻に打つ釘。

かわら-ざ カハラ― [0] 【瓦座】🔗🔉

かわら-ざ カハラ― [0] 【瓦座】 軒の敷平瓦(シキヒラカワラ)がすべらないようにするため裏甲の上に取り付ける細長い木の桟。

かわら-ざる カハラ― [4] 【瓦猿】🔗🔉

かわら-ざる カハラ― [4] 【瓦猿】 土焼きの猿の像。俗に「変わらざる」の意味にとって,平穏無事を祝うものとされた。

かわら-ざん カハラ― [3] 【瓦桟】🔗🔉

かわら-ざん カハラ― [3] 【瓦桟】 引っ掛け桟瓦を引っ掛けるために,軒先に平行に野地(ノジ)に打ち付けた木の桟。

かわら-し カハラ― [3] 【瓦師】🔗🔉

かわら-し カハラ― [3] 【瓦師】 (1)瓦を焼く職人。かわらや。 (2)瓦で屋根を葺(フ)く職人。

かわら-すずり カハラ― [4] 【瓦硯】🔗🔉

かわら-すずり カハラ― [4] 【瓦硯】 陶製の硯。がけん。

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