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き-の-とものり 【紀友則】🔗⭐🔉
き-の-とものり 【紀友則】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。土佐掾・大内記。古今和歌集の撰者の一人。撰後間もなく没した。家集に「友則集」がある。生没年未詳。
き-の-ないし 【紀内侍】🔗⭐🔉
き-の-ないし 【紀内侍】
平安中期の女流歌人。紀貫之の女(ムスメ)。鶯宿梅(オウシユクバイ)の故事で有名。また「古今和歌六帖」の編者に擬せられる。生没年未詳。
→鶯宿梅
き-の-はせお ―ハセヲ 【紀長谷雄】🔗⭐🔉
き-の-はせお ―ハセヲ 【紀長谷雄】
(845-912) 平安前期の学者・漢詩人。通称,紀納言。文章博士・大学頭・中納言。菅原道真に学び,その才を愛された。「延喜格」の撰に参加。
き-の-よしもち 【紀淑望】🔗⭐🔉
き-の-よしもち 【紀淑望】
(?-919) 平安前期の文人。長谷雄(ハセオ)の子。大学頭・東宮学士・信濃権守などを歴任。古今和歌集「真名序」の作者と伝えられる。
き 【冀】🔗⭐🔉
き 【冀】
(1)中国,周代の国名。今の山西省河津県。
(2)中国,河北省の別名。
き (助動)((せ)・○・き・し・しか・○)🔗⭐🔉
き (助動)((せ)・○・き・し・しか・○)
活用する語の連用形に付く。しかし,カ変・サ変には,特別の接続をする。「き」の終止形はカ変には全く付かず,連体形・已然形がその未然形「こ」・連用形「き」に付く。また,サ変には,終止形「き」がその連用形「し」に付き,連体形「し」・已然形「しか」はその未然形「せ」に付く。動作・事柄が過去にあったことを述べる。
(1)話し手が直接に体験したことを回想して述べる。「去年も見しに花面白かり〈き〉/蜻蛉(上)」「たれこめて春のゆくへも知らぬまに待ち〈し〉桜もうつろひにけり/古今(春下)」「佐保山をおほに見〈しか〉ど今見れば山なつかしも風吹くなゆめ/万葉 1333」
(2)直接に経験したことでなく,ただ,過去にあったことを述べる場合にも用いる。「十月(カミナヅキ)雨間も置かず降りに〈せ〉ばいづれの里の宿か借らまし/万葉 3214」「沖つ風いたく吹き〈せ〉ば我妹子(ワギモコ)が嘆きの霧に飽かましものを/万葉 3616」
(3)上代には,未然形に「け」があり,「けば」「けく」などの形で用いられる。「根白の白腕(タダムキ)枕(マ)かず〈け〉ばこそ知らずとも言はめ/古事記(下)」「蓴(ヌナワ)繰り延(ハ)へ〈け〉く知らにわが心しぞいや愚(オコ)にして今ぞ悔しき/古事記(中)」
〔過去の助動詞「けり」が,伝承した過去の事実を回想するのに用いられるのに対し,「き」は話し手の直接体験した過去の事実を回想するのに用いられる〕
大辞林 ページ 141921。