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きた-むき [0] 【北向き】🔗🔉

きた-むき [0] 【北向き】 (1)北の方に向いていること。「―の部屋」 (2)元禄の頃,京都島原中堂寺町の北側にいた下等な遊女。「京の―よりはおとりぬ/浮世草子・一代男 7」

きたむき-どうちん ―ダウチン 【北向道陳】🔗🔉

きたむき-どうちん ―ダウチン 【北向道陳】 (1504-1562) 戦国時代の茶人。堺の人。本姓は荒木。千利休の最初の茶の湯の師匠で,利休を武野紹鴎(ジヨウオウ)に引き合わせたという。通称の由来は北向きの家に住したからとか,門内の北向きに大木があったからとかいわれる。

きたむら 【北村】🔗🔉

きたむら 【北村】 姓氏の一。

きたむら-きぎん 【北村季吟】🔗🔉

きたむら-きぎん 【北村季吟】 (1624-1705) 江戸前期の俳人・歌人・和学者。近江生まれ。名は静厚。号,湖月亭など。幕府歌学方。松永貞徳に俳諧・和学・和歌を学ぶ。和漢の学に精通,多くの古典の注釈書を著す。門下に松尾芭蕉らがいる。著「徒然草文段抄」「源氏物語湖月抄」「枕草子春曙抄」「八代集抄」「山の井」など。

きたむら-さよ 【北村サヨ】🔗🔉

きたむら-さよ 【北村サヨ】 (1900-1967) 天照皇大神宮教(踊る宗教)の開祖。山口県生まれ。1945年(昭和20)に開教。戦後の社会を利己主義で堕落していく「うじの世」と呼び,宇宙絶対神が自分の腹に降り,「うじの世」の終わりと神の国の到来とを告知したと説く。

きたむら-とうこく 【北村透谷】🔗🔉

きたむら-とうこく 【北村透谷】 (1868-1894) 詩人・評論家。神奈川県生まれ。本名,門太郎。東京専門学校中退。島崎藤村らと「文学界」で交遊,浪漫主義運動の先駆をなしたが,自殺を遂げた。長詩「楚囚之詩」,劇詩「蓬莱曲」,評論「内部生命論」など。

きたむら 【喜多村】🔗🔉

きたむら 【喜多村】 姓氏の一。

きたむら-のぶよ 【喜多村信節】🔗🔉

きたむら-のぶよ 【喜多村信節】 (1784-1856) 江戸後期の国学者・考証学者。江戸の人。名は節信(トキノブ)とも。通称,彦兵衛。号は庭(インテイ)・静斎など。和漢の書に精通,民間の風俗・雑事を記録・考証した。著「嬉遊笑覧(キユウシヨウラン)」「瓦礫雑考」など。

大辞林 ページ 142115