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くく-の-ち 【句句廼馳】🔗🔉

くく-の-ち 【句句廼馳】 〔「くく」は茎,「ち」は精霊の意〕 木の神。記紀神話では伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の子とする。久久能智神。

くぐま・る [3] 【屈まる】 (動ラ五[四])🔗🔉

くぐま・る [3] 【屈まる】 (動ラ五[四]) 腰をかがめ,手足をちぢめて丸くなっている。かがまる。「貫一はいと苦(クルシ)く心―・り/金色夜叉(紅葉)」「恐ろしながら広庇に―・り居たるに/太平記 27」

くくみ 【銜・🔗🔉

くくみ 【銜・】 (1)口に含むこと。 (2)くつわ。また,馬銜(ハミ)。 (3)刀の鞘(サヤ)などを,金や銀などの薄板で包んだもの。

くく-みら 【茎韮】🔗🔉

くく-みら 【茎韮】 〔「くく」は茎,「みら」はニラの意〕 伸びたニラ。葉を食用にする。「伎波都久の岡の―われ摘めど/万葉 3444」

くく・む [2] 【銜む・含む】🔗🔉

くく・む [2] 【銜む・含む】 ■一■ (動マ五[四]) (1)口にふくむ。ふふむ。「―・んだやうな言語(モノイイ)/夢かたり(四迷)」「―・みたる水をはきすて/宇治拾遺 11」 (2)包む。中に包みもつ。「愛嬌を―・んで/浮雲(四迷)」「むつきに―・まれ給へる/狭衣 4」 (3)覆って飾る。「金銀の金物色色に打ち―・みたる冑きて/平家(三末・延慶本)」 ■二■ (動マ下二) ⇒くくめる

くぐ・む 【屈む】🔗🔉

くぐ・む 【屈む】 ■一■ (動マ四) 〔「かがむ」の転〕 背を丸めて体を丸くする。かがむ。「単衣(ヒトエ)の御衣を御ぐしこめ,ひき―・みて/源氏(夕霧)」 ■二■ (動マ下二) 前かがみに姿勢を低くする。かがめる。「皆背を―・めてぞ立つたりける/太平記 17」

くく・める [3] 【銜める・哺める】 (動マ下一)[文]マ下二 くく・む🔗🔉

くく・める [3] 【銜める・哺める】 (動マ下一)[文]マ下二 くく・む (1)口の中に含ませる。「箸を持つて,婿をはさんでアンとお開き,と―・めて遣るような縁談/婦系図(鏡花)」 (2)事情をよく言い聞かせて,わからせる。いいふくめる。「勿体ない,菅丞相様,―・めるやうに云はしやました/浄瑠璃・菅原」

大辞林 ページ 142787