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――に汁(シル)🔗🔉

――に汁(シル) 〔雨乞(アマゴ)いで,雲に雨気が生じることの意〕 事のなりゆきが好転しそうなことのたとえ。

――に臥(フ)・す🔗🔉

――に臥(フ)・す 雲のかかる深い山中に生活する。「―・す峰の庵の柴の戸を/玉葉(雑三)」

――は竜(リユウ)に従い風は虎(トラ)に従う🔗🔉

――は竜(リユウ)に従い風は虎(トラ)に従う 〔易経〕 天子に徳があれば,必ず賢臣があらわれることのたとえ。

――を霞(カスミ)🔗🔉

――を霞(カスミ) いっさんに走って姿を隠してしまうさまにいう。くもかすみ。「―と逃げ去る」

――を掴(ツカ)むよう🔗🔉

――を掴(ツカ)むよう 物事が漠然としていて,とらえどころのないさまにいう。風を捕(ツカ)まえる。「―な話」

――を衝(ツ)・く🔗🔉

――を衝(ツ)・く 「雲衝く」に同じ。

――を遏(トド)・む🔗🔉

――を遏(トド)・む 飛ぶ雲を止めるほどに,音楽や歌声が美しい。遏雲(アツウン)。

くも [1] 【蜘蛛】🔗🔉

くも [1] 【蜘蛛】 クモ形綱真正クモ目に属する節足動物の総称。体は頭胸部と腹部とからなり,胸部に四対の歩脚がある。腹端に紡績突起があって糸を出す。普通,八個の単眼をもち,複眼はない。頭部には脚の変化した触肢がある。糸を出して巣を張るオニグモ・ジョロウグモなどと,巣を張らないジグモ・ハエトリグモなどがある。分類上は,昆虫よりサソリ・ダニなどに近い。[季]夏。 →蜘蛛の子

くも-あい ―アヒ [0] 【雲合(い)】🔗🔉

くも-あい ―アヒ [0] 【雲合(い)】 雲の様子。空模様。空合い。

くも-あし [0] 【雲脚・雲足】🔗🔉

くも-あし [0] 【雲脚・雲足】 (1)雲の動くありさま。雲行き。「―が早い」 (2)雨雲の低く垂れて見えるもの。「―の低(タ)れた割には容易に雨も来ず/戸隠山紀行(美妙)」 (3)机や台のあしの,雲形のあるもの。

くも-い ― [0] 【雲居・雲井】🔗🔉

くも-い [0] 【雲居・雲井】 〔「井」は当て字〕 (1)雲のある所。大空。 (2)雲。「愛(ハ)しけやし吾家(ワギエ)の方よ―起ち来も/古事記(中)」 (3)雲のかかっているはるかかなた。高くまたは遠く隔たっている所。「遠くありて―に見ゆる妹が家に/万葉 1271」 (4)禁中。宮中。雲のうえ。

――遥(ハル)かに🔗🔉

――遥(ハル)かに (1)遥かに離れているさま。「かりがねの―聞えしは/後撰(恋三)」 (2)及びもつかないさま。「あふことは―なる神の音に聞きつつ恋ひわたるかな/古今(恋一)」

大辞林 ページ 142993