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くも-の-こ [1] 【蜘蛛の子】🔗🔉

くも-の-こ [1] 【蜘蛛の子】 蜘蛛の幼虫。[季]夏。

――を散らす(よう)🔗🔉

――を散らす(よう) 〔クモの子の入っている袋を破ると,多くの子が四方八方に散らばることから〕 大勢の者が四方八方に逃げまどうさまにいう。

くも-の-す [1] 【蜘蛛の巣】🔗🔉

くも-の-す [1] 【蜘蛛の巣】 蜘蛛が張り渡した網。[季]夏。

くものす-かび [4] 【蜘蛛の巣黴】🔗🔉

くものす-かび [4] 【蜘蛛の巣黴】 接合菌類クモノスカビ目の黴。やや温度の高いとき,食品,特にイチゴの実などに発生する。球形の胞子嚢(ノウ)を生じて繁殖するが,また匍匐枝(ホフクシ)で増殖するので蜘蛛の巣のようになる。有性生殖は接合による。酒の醸造に関与する有用種も知られている。

くものす-ごこう ―クワウ 【蜘蛛の巣後光】🔗🔉

くものす-ごこう ―クワウ 【蜘蛛の巣後光】 阿弥陀(アミダ)くじの一種。紙に蜘蛛の巣のような後光のある阿弥陀像をかき,後光の端に金額を書いて隠し,各自が引き合うもの。

くも-の-なみ 【雲の波】🔗🔉

くも-の-なみ 【雲の波】 (1)(雲を波に見立てて)波のように重なっている雲。「天の海に―立ち/万葉 1068」 (2)(波を雲に見立てて)雲のように立ち重なる波。「―,煙の波をしのぎつつ/謡曲・海士」

くも-の-なみじ ―ナミヂ 【雲の波路】🔗🔉

くも-の-なみじ ―ナミヂ 【雲の波路】 (1)雲を海路の波に見立てていう語。「―にこほる月かげ/新勅撰(冬)」 (2)波を雲に見立てて波路をいう語。「行く人も天のとわたる心ちして―に月を見るかな/詞花(雑上)」

くも-の-はたて 【雲の果たて】🔗🔉

くも-の-はたて 【雲の果たて】 (1)雲のはて。「夕暮は―に物ぞ思ふ/古今(恋四)」 (2)〔「はたて」を旗手と解して〕 風になびいている旗のように見える雲。「吹く風に―はとどむとも/拾遺(恋四)」

くも-の-はやし 【雲の林】🔗🔉

くも-の-はやし 【雲の林】 (1)雲が群がっているさまを林に見立てていう語。「今ぞ知る―の星はらや/夫木 8」 (2)雲林院(ウリンイン)のこと。「紫の―を見わたせば/新古今(釈教)」

大辞林 ページ 143000