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く-もん 【公文】🔗🔉

く-もん 【公文】 (1)律令制下における公文書の総称。特に,諸国の国司から中央に出す大計帳・調庸帳(チヨウヨウチヨウ)・正税帳・朝集帳を四度(シド)の公文という。 (2)室町幕府から,五山・十刹(ジツセツ)など禅宗の寺院の住職の補任(ブニン)などに下した文書。公帖(コウジヨウ)。 (3)中世,貴族の家政機関で文書を扱った役人。 (4)中世,荘園の下級荘官の一。荘園の管理事務をつかさどった。

くもん-じょ [0][4] 【公文所】🔗🔉

くもん-じょ [0][4] 【公文所】 (1)奈良・平安時代,国衙(コクガ)で公文書をつかさどり,公事・租税などを取り扱った役所。 (2)院庁・摂関家・寺家などの家政機関。荘園や所領の年貢のことを取り扱った。 (3)鎌倉幕府の政務を処理した役所。1184年に設置され,大江広元を別当に任命。のち政所(マンドコロ)の一部に併合された。

くもん-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【公文奉行】🔗🔉

くもん-ぶぎょう ―ギヤウ [4] 【公文奉行】 室町幕府の職名。公文{(2)}を取り扱った臨時の職。

く-もん [0] 【苦悶】 (名)スル🔗🔉

く-もん [0] 【苦悶】 (名)スル 痛み・心配などのために,苦しみ悶(モダ)えること。「自責の念にかられて日夜―する」

ぐ-もん [0] 【愚問】🔗🔉

ぐ-もん [0] 【愚問】 くだらない質問。また,自分の質問をへりくだっていう語。

ぐもん-ぐとう ―タフ [0] 【愚問愚答】🔗🔉

ぐもん-ぐとう ―タフ [0] 【愚問愚答】 くだらない質問とくだらない答え。つまらない問答。

大辞林 ページ 143004